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12月01日-02号

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  1. 里庄町議会 2022-12-01
    12月01日-02号


    取得元: 里庄町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-09
    令和 4年12月定例会         令和4年里庄町議会第9回定例会会議録(第2)1. 招集年月日 令和4年12月1日(2日目)1. 招集の場所 里庄町役場議場1. 開   議 12月1日 午前9時30分1. 出席 議員 (4番欠番)    1番 藤 井 典 幸  2番 佐 藤 耕 三  3番 仁 科 千鶴子    5番 小 野 光 章  6番 仁 科 英 麿  7番 眞 野 博 文    8番 小 野 光 三  9番 高 田 卓 司 10番 平 野 敏 弘   11番 岡 村 咲津紀1. 欠席 議員 な  し1. 地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名   町長      加 藤 泰 久     副町長     内 田 二三雄   教育長     杉 本 秀 樹     会計管理者   田 口 二 朗   総務課長    赤 木   功     企画商工課長  村 山 弘 美   町民課長    枝 木 敦 彦     町民課参事   村 山 達 也   農林建設課長  仁 科 成 彦     農林建設課参事 鈴 木 達 也   上下水道課長  竹 内 伸 夫     国土調査室長  妹 尾   渉   教委事務局長  小 寺 大 輔     教育委員会事務局参事                               淡 路 尚 久1. 本会議に職務のため出席した者の職氏名   議会事務局長  小 野 宏 明1. 議事日程   日程第1 一般質問1. 本日の会議に付した事件   日程第1            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前9時30分 開会 ○議長(岡村咲津紀君) 皆さん、おはようございます。本日はご苦労さまです。 ただいまの出席議員は10名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年第9回里庄町議会定例会を再開し、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 皆さん、おはようございます。12月の定例議会であともう一か月しか令和4年もありませんが、一般質問をするのに3つか4つしとったんじゃ。だけども、手をけがしてなあ、勉強も何もできとらん。じゃけん、質問する人と答弁する人がかみ合わんとこがあるかも分からんけん、そこは歯医者にでも行ってええように直してくれ。 それでは、質問させていただきます。子育て支援についてお尋ねいたします。 現在では、里庄町はそうでもないんですが、郡部、奥のほうへ行くと、非常に子供が減っております。そうした中で、里庄町もいずれ人口が今1万1,300ですかね、それがいずれ1万人を切るような事態になると思います。といいますのも、高齢者が非常に増えてきている。だから、里庄町も子育て支援をこれから力を入れて人口が減らないようにしていってもらいたいと思います。 それでは、質問させていただきます。 子供の数が減っているというのは、もう何年も前から言われておりますが、県内で出生率が高いのが奈義町であります。奈義町といいますと、ちょうど津山へ越す手前の本当に山の中で一番岡山県の奥です。それで、その峠を越しますと、もうすぐ鳥取県ということで、寒いところですが。10月に行われた参議院の国会質疑でも、元岡山県知事石井正弘議員が奈義町の出生率の高さについて話しているくらい、全国的に奈義町は人口の子供を産む人が非常に多い、そういうふうに全国的にも注目されています。 奈義町は、知ってのとおり県北のまちで、自衛隊が駐屯していることで知られています。人口もちょうど里庄の半分ぐらいですかね。6,000人ぐらいで里庄町の半分です。出生率の2019年の全国平均が1.36人ぐらいですが、奈義町では2017年が2.37と全国平均の倍近くになります。 そこで、お尋ねいたしますが、里庄町の出生率は大体どのくらいか。奈義町では町独自の取組としていろいろ子育て支援があります。それでは、お尋ねいたします。里庄町の出生率は大体どれくらいですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 平野議員一般質問にお答えいたします。 里庄町の出生率は大体どれくらいかというご質問でございますけども、2019年の里庄町の合計特殊出生率につきましては1.44でございまして、この市町村ごとの数字が公表されている中では、この2019年が最新となっておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 里庄町では大体1.44、奈義町のところへ行くと、随分少ないですね。それで、奈義町では、ひとり親世帯への交付金や高校生1人当たり年間13万6,000円の補助がなされています。様々な子育て支援策が、生まれてから高校を卒業するまであります。これら子育て支援策に、一般会計が約40億円の奈義町で1億2,000万から1億4,000万円の予算を使っています。里庄町では、年間の子育て予算はどのくらい使っているのかお尋ねいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 内田副町長。 ◎副町長(内田二三雄君) 〔登壇〕 里庄町の年間の子育て予算についてお答えいたします。 令和4年度の子育て支援関係の予算のうち、健康福祉課関係の主なものといたしましては、小児医療費助成事業が約6,200万円、ひとり親医療費助成事業が200万円、児童発達支援事業が約9,170万円、地域子育て支援拠点事業げんキッズでございますけどもが900万円、産後ケア事業が25万円、不妊治療助成金60万円など、約1億6,000万円余りとなっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 小寺教育委員会事務局長。 ◎教委事務局長小寺大輔君) 〔登壇〕 平野議員さんの関係で教育委員会関係の予算について答弁をいたします。 令和4年度につきましては、昼間や学校の長期休暇中、保護者が家庭にいない小学生を対象といたしまして、安全・安心な児童の生活の場となっております東・西放課後児童クラブ運営負担金として2,927万円、幼稚園児を対象といたしまして安全・安心な園児の生活の場となっている東・西幼稚園預かり保育につきましては、令和3年度からそれまで保護者の方からいただいていた利用料を原則無料化とした上で、支援員の賃金や事業運営費として1,003万5,000円などを主な予算として支出をいたしております。 なお、これらの事業につきましては、国や県からの補助金等も活用いたしまして予算執行をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今、副町長の話、それから健康福祉課長の話を聞きますと、里庄町のほうが予算は多い、奈義町より。奈義町は1億2,000万円から1億4,000万円、里庄町の場合は1億6,000万円から1億7,000万円ぐらい使ようる。事務局長と副町長の話を聞くとねえ。なぜ里庄町は予算を多く使って1.44人しか子供が生まれないのか。どうしてか、それは分かりませんけど、まだ勉強不足じゃないんか。もう有効に予算を、財政行政改革を行って奈義町ではこの子育て予算を捻出するために様々な行政改革を行ってきました。これは町全体で危機感を持って取り組んだ結果だと思います。里庄町ももう少し、予算が多いんだから、どうやったら子供が大勢生まれるんじゃろうか、どうすりゃあええんじゃろうか、こんなことをもうちょっと勉強してもらいたいと思います。 ただ、昔はねえ、終戦後は産め、増やせいうてやったけど、今は親が生活を楽をしよう思うて、子供を減しとる人もおります。だけど、やっぱり2人以上これからは産んでもらわないと、人口も減ってくるし、また町も活気がなくなる。今、里庄町は、本当に、ご承知のように高齢者が非常に増えてきている。そうした中で、子供もよそから来る人が多いんで大分増えとんですが、まだまだお金を使っとる割には子育てがまだ充実してない。もう少し増やすように。これはもう夫婦の間のじゃけん、ああせえ、こうせえいうて我々が言うことはないんだけど、安心して子供が生まれるまちづくり、安心して暮らせる、里庄に行ったら子供を産んで安心して暮らせるぞ、みんな里庄へ行こうと、こういうような声が他町からも上がってくるように行政改革をし、いろいろ勉強してもらいたいと思います。 それでは、3点目ですが、里庄町もいろいろな子育て支援策がありますが、同じ岡山県の町で国会でも取り上げられるような奈義町の取組を町長はどのように感じているのか、お聞きいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 平野議員のね、今回の質問の趣旨は、子育て支援をしっかりしてほしいというふうなことを冒頭に言われました。私も、そういうふうなことにはしっかり取り組んでまいりたいと、このように考えております。 奈義町の件につきましては、この前夕方のニュースでも取り上げられましてですねえ、出生率が全国的に見ても非常に高いというふうなことが報道されていました。確かに特色ある子育て支援策をいろいろ実施されているようでございます。先ほど子育て支援に対する費用についてご質問があったわけですけれども、里庄町の取組についてもお話をさせていただきましたが、それぞれ奈義町も含めて、里庄町も含めて、岡山県内全国の市町村が子育て支援策、いろいろなことに取り組んでいて、なかなか単純な比較は難しいところではあると思います。 ただ、先ほど平野議員もおっしゃられましたが、出生率がどんどんどんどん下がっているっていうのが、結局結婚をなかなかしないっていうふうな若い人も増えていますし、それからこれもせんだって報道の中でされていたんですけれども、結婚して子供は2人は欲しいんだけれども、やはり教育費とかいろいろな子育てにお金がかかり過ぎるから、どうしても1人で我慢しなければならないんですっていうふうなこともありました。そういうふうないろいろな問題解決をしながら、自治体は子育て支援策に取り組んでいく必要があろうかと思います。奈義町の出生率が高いというのは、そういった特色ある子育て支援策が効果が現れているんではないかと私は感じております。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今の町長の答弁を聞きますと、結婚しない人が多いと。これは里庄だけの問題ではない。国が、小泉内閣の折に、人材派遣センターとか、安い賃金で人が働くようにした。結婚したくても生活ができない、こういうような人が非常に増えてきた。だから、結婚する人が少ないと。 それと、やはり何といっても、環境ですね。里庄で子供を産んだら安心・安全な、皆さん、結婚して里庄で子供を産もうじゃないかという、こういうような声が上がるように行政、議会も一緒ですが、執行部も努力して、里庄はいいなあ、安心して子供を産めるなと、こういうようなまちづくりをするのも、やっぱりトップや議会の仕事だと思います。この点、よく勉強して、加藤町長になってから里庄は何と結婚してから子供をぼれえ産み出したが、加藤町長はそがんに子供をつくるんが上手なんかいうて言われるようなまちにしてもらいたい。 それでは、4点目の里庄でも、ここ20年くらい小さい団地が増えて人口も少しずつ増えていますが、幼稚園と小学校の児童と生徒の数、学年ごとの人数はどれぐらい増えているのかお聞きします。 ○議長(岡村咲津紀君) 小寺教育委員会事務局。 ◎教委事務局長小寺大輔君) 〔登壇〕 平野議員のご質問にお答えをいたします。 現在の幼稚園、小学校の園児、児童数でございますけれども、先月、令和4年11月1日現在でですねえ、幼稚園につきましては、里庄東幼稚園が35人、里庄西幼稚園が49人となっております。 また、学年ごとの説明をいたしますと、小学校につきまして、里庄東小学校は全児童は301人です。内訳につきましては、1年生57人、2年生54人、3年生51人、4年生50人、5年生40人、6年生49人となっております。 里庄西小学校でございますが、全校の児童数は360人ちょうどでございます。内訳を申しますと、1年生は42人、2年生が68人、3年生が54人、4年生が78人、5年生が60人、6年生が58人となっております。 約10年前とですねえ、数値を比較してみますと、幼稚園、それから保育園のですねえ、いわゆる4歳、5歳児につきましては、10年前と比較いたしまして約10名程度増加をしております。また、小学校につきましては、10年前と比べますと約37名増加しております。それから、小・中を含めますと、小学校、中学校を含めますと、約50人程度、10年前と比べまして今数は増加をしているというふうになっております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。
    ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今、小寺事務局長の話を聞きますと、里庄町では幼稚園、小学校、人口が子供は増えていると、すばらしいことだと思います。これが郡部へ行きますと、減って、空き家ができる、卒業生が1人じゃ、2人じゃいう小学校もあります。その点、まだまだ里庄はこれから改革をしていけば、まだまだ人口が増える。もうベッドタウンの町に私はしたほうがいいと思います、もう。工業団地を造れ、工場を造れというても、もう土地がない。それよりか、ベッドタウンまちづくりに、もう町長はもう不動産を買うとか、買うてそこを団地にするとか、古山町長の折には、もうどっかええところはねえかなトシ君いうて、わしに言ようた。それぐれえ不動産を増やしょうた。だから、里庄ではまだまだ団地を造れば人口が増えます。そうした中で、子育ても大変だろうと思いますが、増やしていく、そしてまちが活気づく、すばらしいまちづくり、これをぜひやってもらいたいと思います。 5点目の質問に移りますが、奈義町のことを例に出して私は今日質問しましたが、10月に国会でも石井正弘議員が質問したときに答弁した少子担当大臣は、1度奈義町を見てみたいと、奈義町に行きたいというような答弁がありましたが、里庄でも、奈義町は車で行っても2時間ちょっとあれば行くんですが、奈義町に視察に行って取り入れられることがあればどんどん取り入れて、今後の政策に生かしてみてはどうかと思いますが、答弁をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 ありがとうございます。実際に子供を増やしていこうとすれば、そういった直接的な金銭的な補助も大事だと思いますし、子育て世帯の人が住みやすく、安心感を感じていただけるような教育環境であったり、保育環境であったり、そういうふうな基盤整備も必要になってこようかと思います。全体的なですね、財政状況等も含めて、それぞれの市町の置かれた状況は違いますので、平野議員おっしゃられたように、奈義町を含めてですねえ、そういうふうな先進的な取組を進めている事例を研究して、取り入れられるものは取り入れていきたいと、このように考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今の町長の答弁では、取り入れるものは取り入れてやっていきたい。やはり実行に移さないと、何ぼ頭の中でこうも、ああも、あれがえんじゃ、これがええんじゃ、最初、例えばこの地区でここを団地にして人口を増やして、そして若い人に来てもろうて、取り入れて、それが成功すれば次々増やしていくとか、いろいろ勉強してもらいたいと思います。まだまだ里庄町では、荒廃地もまだたくさんあります。そうした中でマコモタケを植えて、荒廃地を池田排水みたいにした。今度は米も作れいうて言ようる者もおる。米も作りょうる。だけど、それでは財政はよくなりません。やはり人が住んで、固定資産税を払って、税金を落としてくれて、初めて町が活気づくんだと思いますので、どうかこれから先も執行部も努力して子供の多いまち里庄、活気のあるまち里庄にしてもらいたいと思います。 それでは、2点目に伺いますが、町道229号線の工事についてお尋ねいたします。 もうこれは大内町長の折から取りかかった工事でございますが、町道229号線を里見川に広げる工事が始まるようですが、今くいを打って入り口をやっておりますが、これは大内町長のときから何回か質問していますが、里見川の堤防の道路が狭いので229号線を里見川までつなげると今よりも交通量が増えて、鴨方のほうからも出てくると思いますが、狭い里見川の道路に車が押し寄せ、朝、夕方には大変危険な状態になることが予想されます。 そうした中でちょっとお聞きいたしますが、1点目、この問題については以前にも県に要望して、里見川の道路を広げるようにするか、もしくは待避所を造るべきではないかと質問をしましたが、その後どうなっているのかお尋ねいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 平野議員の松尾地区にある里見川堤防上の町道、ここからは町道里見トク1号線と申し上げますが、この道路についてのご質問にお答えします。 町道里見トク1号線は、幅員が狭いため、平野議員がおっしゃるとおり、町道里見229号線を東に延伸する町道里見716号線道路改良工事、今入ってる工事です、この工事が完成した後は、今より通行車両が増えることが想定されています。町としても懸念しているところでございます。 町は、以前から県に里見川右岸、ですから川の南側です、右岸の護岸整備をお願いしており、順に整備していただいているところでございます。また、町道里見トク1号線の拡幅については、町のほうで町道里見716号線の供用開始に向けて、それに間に合うように整備する予定で進めています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今の答弁によりますと、まだまだあれができて、東は計画はしとるけど、県へ要望しとるということですね、広げるように。これもあれですねえ、皆さん通ったらよく分かると思うんですが、松尾の道路は殿迫から入っとる。へえで、土手があって、道があって、非常に狭い。これを広げて高岡のほうへつないだらどうかという私も要望があったんですが。それで、大内町長の、これは加藤町長は関係ないんですが、大内町長の折、松尾の西に団地ができた。ちょうど入り口にねえ、殿迫から来た。そのときに、大内町長は、団地ができたから団地の中の道路を町道に認定してくれという話がありまして、議会で、それで認定するように、私はそれは認定はしてあげるけど、それよりも駆け引きで松尾の道路を土手をずうっと広うにして、高岡へ抜けるようにちいとでも進めるようなことをするんなら認定してあげるいうて言うたん。皆さんのおる前で私は言いました。そしたら、町長は、それは広げてええようにするけん、認定してくれえと。だけど、何もしとらん。口だけじゃ。じゃけん、今、松尾の人間は、本当にあれから入って奥へ、高岡へ抜ける池のところへ出る道は非常に狭い。 だからねえ、まちづくりいうのは、道路が一番、人間でいやあ血管と一緒ですから、血の流れが悪いことをしとったんじゃあ、まちの発展はないんで。特に、今、松尾は人口が本当に倍になっとん、あそこは。もう200軒近い家が建っとん。前は50軒あるなしぐれえな家だったんじゃけど、川沿いへいっぱい公園の中へ建っとる。だから、何としても今の229号線をあっこまで造るんじゃったら、それをずうっと延ばして高岡へ抜けるような道にしてもらいたい、そういう気持ちがいっぱいです。 それをやる気があるのかないのか。これは通告書へ書いとらんけど、町長の計画でどう思うとん、あんた、あっこだけしてから知らん顔しよう思よんか、それともどがいなん、そこらをちょっと自分の考えをちょっと聞かせてくれ。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 平野議員のご質問ですが、通告にございませんので、私の現時点での考えというか、思いを述べさせていただけたらと思います。なかなか難しい問題でございまして。 先ほど仁科課長がお答えしましたように、229号線、716号線がですね、里見側にタッチして、当然里見川の土手、町道里見トク1号線がですねえ、交通量が増えるためにですねえ、岡山県にお願いができるのは河川の側だけ。だから、護岸整備をきちっとしていただくいうことで、幾らか道路の幅員は広げる。でも、それだけでは足らないので、今度は田んぼ側、そちらの整備も計画をこれから入れて進めていきたいというふうに考えています。 今、平野議員さんがおっしゃられたのは、その道ではなくて、716号線が里見川にタッチした後、そこから真っすぐ北側へ上がって、それから松尾を抜けて、湯ノ池の南側を通って高岡に抜ける、この道路のことだと思いますが、これは都市計画道路としてまだ計画が残っています。 大内前町長がそこを町道認定してほしいというふうなことをおっしゃられたいうふうに言われたんですが、それは当然計画道路の中でございますので、将来的にその計画道路を進めていく場合にはそこがなかったらできませんので、認定をしていただいてるということで、当然計画としては残っております。 ただ、全体的な道路事業、全体的に考えたらですねえ、今すぐにはそれは着手はできないとは思いますけれども、いずれ、将来的には、将来はやらなければならない事業であると、このように考えております。いつの時期とは私は明言できません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 松尾の道路はですね、前もこの229号線をやって、上へ上がって、せえで湯ノ池のところを通って向こうへ抜くいう計画をしたんで、この話が上がったときに、あっこの上も家が10軒ぐらいあるんですかねえ。その人らが反対もあって、計画はしたんですけど、できなんだんよ。だから、家を何軒も立ち退きをして換わるんじゃなしに、今ある道を利用して、そしてそれを幅員を広げて自動車がよう通れるように、救急車が上がるようにする計画も考えてもらいたい。都市計画をしとるからするんじゃ言うても、ほんなら都市計画しとっても、できとらんところはいっぺえある。都市計画の上へ家を建てとる人もおる。それじゃあやっぱりいけませんから、やっぱり町としてリードしてやってもらいたい。 それでは、2点目の質問に移らせていただきますが、229号線の計画が持ち上がったときに、執行部からは国道2号線が大変渋滞しており、国道2号線の迂回路として建設するとの説明があったと私は記憶しています。現在、干瓜や川南で国道2号線の渋滞緩和として玉島笠岡道路が建設されていますが、国によるともう数年たてば完成するとのことですが、大体令和7年に完成ということで話を聞いとりますが、これは本当に令和7年に完成するのでしょうか。 また、229号線の工事をやらなくてもいいのではないかという話もちらほら聞きますが、やはりもう土地も開発公社で229号線を買っとるしね、それはもうやらにゃあいけん。私は、やらにゃあいけんと思いますが、やらんでもええいう意見もある。だけど、これはもう町が計画して、もう開発公社で土地も買って、あっこまでつなぐようにしとんですから、それはもう仕方ないと思いますが、大体今の玉笠バイパスは令和7年に完成と聞いとりますが、この点は建設課長、どがんなんですかな。お尋ねします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 平野議員町道里見716号線、今工事している道路改良工事を進める必要がないのではないかといったこと、それと玉島笠岡道路が令和7年度末に開通するのかという質問にお答えします。 国道2号バイパスのことですが、玉島笠岡道路については、これは広島の中国地方整備局のほうで令和7年度末の開通を目指してやるということで国が事業進めているところでございます。これは号令をかけて、そこまででと。あくまでそれは予定です。ただ、そこまでにやりたいということで、今全てのアクセス道路の工事、県道のアクセス道路の工事とか全てが進んでいるということでございます。 この道路の完成によって現国道2号の車両は減少すると思いますが、地域内を移動する町道里見229号線の車両等交通量はあまり減少しないのではないかと考えています。 また、町道里見716号線の整備につきましては、町道里見229号線と県道里庄地頭上線、ちょうど今Tの字になっているところです、との交差点付近における渋滞緩和や歩道整備に伴う児童・生徒等の安全性の向上、加えて里庄東小学校南東の押しボタン式信号のある交差点の危険を解消する、こういったことを目的として実施しております。そのため、交通量の増減があったとしても、費用に見合う効果は十分にあると考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 今の建設課長の答弁では、令和7年に完成を目指してやっていると。これは本当にねえ、道路はねえ、私も議長をしょうる折にいろいろ陳情へ行ったけど、やっぱり金ですよ。予算をぐっとつけてくれれば、今、笠岡の国会議員のお偉い人が予算をつけてくれと言うたら、よっしゃ言うて、大体80億ちょっとバイパスへつけてくれた。だから、物すごい動きょん、今。だから、令和7年には本当に完成すると思いますけど。 それからねえ、今、229号線、今殿迫のところへ押しボタンがあるわな、信号機の。あれをほんならこっちへ出すんじゃな。いや、今はもう役場の前が、古山さんのところが、信号機をあっちへ229へ持っていかにゃあいけんいうて、危ねえいうて言ようたんじゃけど、信号がなけにゃこっちが見えんけえなあ、置いとん。それで、229も西内の豆腐屋のところよな、あそこが非常に危ない。そしてまた、役場を出たところも危ない。だけど、信号機は、昔はよう言うたらつけてくれようたんじゃ。安全協会へ行けば、ちいと偉え人に頼みゃあ、すぐしてくれようた。だけど、今はそれも大変難しいと思いますけれど、やはり事故が起きてからでは遅いので、できるだけ安全なように信号機もつけるところはつけてもらいたいと思います。 そうした中で3点目の質問に入りますが、最初に質問した里見川の道路の拡幅や待避所の設置については、里見川の道路は浅口市にもつながっていますが、浅口市とも協力して県に要望してみてはどうかと思いますが、その点お聞きいたします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 先ほど町長も申し上げましたが、里見川の護岸整備については、町のほうでずっと、ですから里見川の土手の南側のほうです、の川側については二級河川になりますので、そこの護岸整備に合わせて肩まで上げていただければ路肩が広くなるという形でお願いをしていたんですが。そこから先の浅口市分について、路肩まで上がっているところも結構あるんですけれど、そういうことも連続して県のほうにお願いをしていくということもありますし、浅口市のほうにも今の町が進めようとしている道路が今のトク1号線ですね、里見トク1号線にタッチする、そしたら車の流れがこうなるということ、1度もう話は行ってるんですけど、また改めてお話に行って、またその後町としてはこういう形で整備しようとしていると、土手の南側も町も整備しようとしているということをお伝えして、浅口市ともちょっと協力して進めていきたいとは考えています。話をしていきたいと考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 10番平野敏弘君。 ◆10番(平野敏弘君) 〔登壇〕 浅口市と相談してやってもらいたい言うたら、やってみたいと。浅口市は、金持っとんじゃ。合併特例で100億もろうて、その30億が起債じゃけえ、70億は現金が入っとんじゃ。100億入って、30億が起債で30年で払よんじゃ。うちは、合併しとらんけん、単独じゃけん。だから、もうそれは笠岡も合併しとらんけど、浅口市は金持っとんじゃけえ、浅口市へ交渉するのは町長の仕事じゃけん。町長が栗山さんとちょっと話をしてみい、おめえ、ええように。そしたら、それならちょっと10億ほど出しちゃるけえ、ええようにせえ言うかも分からん。じゃけど、それは分からんけど、そこが政治の世界じゃけん、いろいろ浅口市とも相談して、そしてみんなが安心して使える道路、この道路ができてえかったなというような道路にしてもらいたい。中途半端なことじゃったらせんほうがええ思いますけれども、手がけとんじゃけん、完成するまで頑張ってこれからも延ばしていってもらいたいと、そう思います。これで質問を終わらせていただきます。 ○議長(岡村咲津紀君) この際、15分間の休憩をいたします。            午前10時11分 休憩            午前10時26分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 2番佐藤耕三です。通告に従いまして3点の質問をさせていただきます。 途中でパネルを使わせてください。パネルかグラフになりますが。 順次、お伺いします。 後期高齢者への医療費の助成制度についてお伺いします。 里庄町では、子供の医療費が高校卒業まで10月から無料になりました。このことにつきましては、対象になる子供を持つ親御さんからは大変喜びの声が上がっていました。 しかし、その反面、10月からの後期高齢者の医療費の窓口負担、75歳以上の方で一定の所得がある方は、今までの1割から2割と、2倍になりました。そして、その対象者は全国で約340万人から350万人になると言われています。一定の所得とは幾ら以上の手取りがある方のことをいうのでしょうか。また、町内でその対象者はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。 一定の所得とは、手取りで幾ら以上かというご質問ですが、現役並み所得者以外で、1といたしまして世帯の被保険者がお一人の場合、住民税の課税所得額が28万円以上かつ年金収入足す、その他の合計所得金額が200万円以上ある被保険者。2といたしまして、世帯の被保険者が2人以上の場合、世帯の被保険者のうち、いずれかの住民税の課税所得額が28万円以上かつ世帯の被保険者の年金収入プラス、足す、その他の合計所得金額の合計が320万円以上ある世帯の被保険者となっております。 次に、町内での対象者数でございますが、令和4年10月末時点で被保険者数1,957人のうち、2割負担の対象者は409人となっています。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 409人、思ったよりは。私、三百四、五十人かなと思ってたんですけど、409人、多いですね。 政府はこの2割負担については、一定の収入があれば負担能力があるということで、2割の窓口負担に負担を増やしました。言い換えれば、医療機関にかかっても、医療費を支払うことができるということだと私は解釈しています。先ほど、独り暮らしの場合であれば約200万円、2人であれば320万円以上の収入ということであります。その中に当然多い人もいれば、ぎりぎりの方もいらっしゃいます。ぎりぎりの方は本当に厳しいと思うんです。医療費2倍になったら病院行くのをやめなければならないとか、行くのを控える、そういった声も幾つか聞いてます。 事実、厚労省が示した数字ですが、これ私が出した数字ではありません、厚労省です。対象になる人には税金や光熱費、食品などの生活費を支払った場合、手元に残るのは1万円から1万5,000円しか残らないと。こういった中で医療費が上がっています。この残った金額で今月今までどおりの医療費を払うことができるのでしょうか。今までどおり医療機関を受診することができるとお考えでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 今までどおり医療機関を受診することができると考えるかというご質問でありますが、受診することができるかどうかにつきましては様々なケースがありますので判断することができませんが、制度といたしましては、自己負担を抑えるために外来の場合には月額上限1万8,000円、入院の場合は世帯で5万7,600円と、従前の1割負担のときと同じ自己負担限度額が定められています。 また、令和7年9月まで3年間限定ではございますが、1か月の外来での負担増分を3,000円までに抑える施策が実施されております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、いろいろな制度があるということを聞きました。ただ、政府の言うには、支払うことができるということであるということは、今までどおり普通に受診ができるということですけど、私はそれはとても無理だと思います。また、政府が言うには、貯金を切り崩しながら何とかなるんではないかということも言われているようですが、こういった所得が低いぎりぎりの人というのは、貯金自体も決して多くはないと思います。不安な生活を強いられることになると思うんです。 10月から医療費が2倍になるということでしたが、ちょっとここでグラフを見ていただきたいんですけど。これが若い人、40歳から45歳、1人当たりの年間の医療費です。3万3,000円です。今でさえ、75歳以上の方は6万4,000円と、今は倍になるんです。これ、今軽減措置があるからということで9万6,000円です。3倍になるんです。軽減措置がなくなれば、12万円以上、13万円になります。若い人の1人当たりに比べて4倍にもなるんです。これについてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。 若い方と高齢者の方の医療費の年間の自己負担額にこれだけ差がありますよということでどう思いますかというご質問かと理解いたしますが。確かに佐藤議員のお示しいただいたグラフでは、倍近く差があるということでございます。やはり高齢になりますと病院にかかる機会も多うございますので、なかなか先ほどありましたように生活も苦しいということではございますが、やはり病院にかかったことについてのある程度の自己負担についてはお願いをしないといけないのではと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、課長の答弁では、当然高齢者の方のほうが病院にかかるから、ある程度の負担は仕方がないと言われました。ただ、政府が2割に引き上げた理由というのは、医療費が増える中でお金のある高齢者に払ってもらうことで若い人の負担を軽減すると、若い人の負担を軽減するために2割にするんだということでした。しかし、若い人の軽減と言いながら、その金額は年間にして僅か700円程度です。月にすれば60円、言い換えれば2か月に1回若い人が缶コーヒーを自動販売機で買うのを我慢すれば、高齢者の負担を2割に増やす必要はないということではないんでしょうか。また、若い人の負担軽減と言いながら、自分の親がそういった立場になれば、当然若い人にも負担がかかってきます。そして、この制度がもっと続いていけば、若い人が年を取ったときに余計に若い人に負担がかかるのではないでしょうか。僅か700円の若い人の軽減について、この2倍にすることについてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 700円の軽減、若い人の負担が700円しか軽減されていないということについてどう考えるかというご質問かと思います。 団塊の世代が75歳以上となり始め、医療費の増大が見込まれていく中、後期高齢者医療制度を安定して継続的に実施していくために必要な制度改正であると考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 必要な改正だということで聞きましたけど、今私が聞いたのは、若い人の軽減と言いながら、年間に700円しか若い人は軽減されないんです。それについてどのようにお考えか。その僅か700円をねえ、若い人が軽減されるために高齢者の医療費の方を2倍にするというこの考えについてどうかと、これ私言っとるわけじゃないんです。国会でそのように若い人の軽減のために2割に上げると言ったんです。それについてお答えください。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 先ほどの質問にお答えします。 700円いう額が出ておりますが、この制度改正をしなかった場合には、700円以上さらに若い人の負担が増えておると考えますので、先ほども言いましたが、今時点ではそういうことでありますが、先ほども申し上げましたように、今後継続的にこの制度を実施していくためには必要な制度改正であると認識しております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 これから高齢者が増える中で必要なことだということであれば、多分これ、政府の若い人のためにというのはうそだったなと私は思うんですけど、多分課長もそのように思ようる思うんで、それ以上のことは言えないのかなと思います。 月に1万円から1万5,000円しか残らない中で、数万円の医療費を払うというのは、どうしてもこれ無理があると思うんですけど、こういう方に対して町独自の医療費の助成制度を設けてはどうでしょうか。10月から子供の医療費が高校まで卒業するまで無料となりました。こういった方に対しても医療制度の助成、求めてはどうでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。 先ほども答弁いたしましたとおり、後期高齢者医療制度では、既に所得に応じて限度額が設定されておりますので、今の時点で町独自で医療費助成制度を設ける考えはございません。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 町独自の制度は今つくることは考えていないということですけど、最後の給付の一律についてお伺いしたいと思います。ちょっとこの議題からは離れますが。 収入によって税金が高くなるということは、これは理解できますが、給付に対しては一律であるべきではないかという声も上がっています。収入が一定のラインを少し超えただけで制度を利用できない、逆に負担が重くなるケースは、高齢者で言えば、今回のタクシーの助成の件にしても、住民税非課税といった所得の制限があってタクシーの高齢券をもらえないんだと、見直してほしいという声はたくさん聞いています。決してこれは高齢者からだけではありません。 今、私、町民アンケートを取っていますが、その中から若いお母さんの声がありました。ちょっと紹介させてください。3歳児とゼロ歳児の2人の子供がいますが、夫は激務なので、日々2人の子供を1人で育てています。周囲の人は皆保育園に預けたほうが楽だから働きに出ていますが、専業主婦なので、保育園には預けられません。児童手当の特別給付、月5,000円が来年度以降打ち切られそうです。配偶者控除もなくなります。所得税、住民税、社会保険税等の税金は高いです。税金が高いのはしょうがないです。担税力に応じ、課税されることに異論はありません。しかし、給付は一律であるべきではないでしょうか。これでは税金の二重取りをされているようなものです。国が制度を変えるべきなのですが、どうか里庄町に対してお願いであります。子供の様々な給付に対し、独自に所得制限を撤廃してもらえませんか。共働きの場合、2人合わせて1,200万円以上の収入があっても、2人とも年収が900万円未満であれば児童手当を満額もらえるのに、僅かに所得がオーバーしているだけなので逆転現象が起こっていると思います。これでは納得できません。こちらは1人で子供を2人育てているのに、児童手当ゼロはあまりにもひどい仕打ちです。これに対して町長はどのようにお答えでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 今回の質問の内容がですねえ、後期高齢者の医療助成制度っていうふうなことでご質問で、医療費のことについて答弁を考えておりましたが、児童手当のことなんですかね。            (2番佐藤耕三君「児童手当だけじゃなく、一番下に書いてるんですけど、給付についてどのようにお考えかと」と呼ぶ) その給付っていうのが、ちょっと私が理解ちょっとできてなかったんですけれども。制度自体いろいろなところがあると思うんですよ。国がこういうふうに考えて制度設計をしているので、町独自でっていうのがなかなか解決策っていうのは、人それぞれ皆さん思いがあるでしょうし。全ての制度について皆さんが納得していただければいいんですけれども、やはり不公平感を感じられる方も中にはいらっしゃるとは思います。国の制度にしてもですねえ、我々が制度設計をするにしてもですねえ、そういうふうな不公平感をなくするような制度設計をつくっていく必要があるし、そういうふうな声が大きいのであれば是正をしていく必要があるのではないかと、そういうふうなことを感じます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、町長は国の制度ですからということですけど、こういった高齢者のみならず、若い人の中にも。収入があれば税金を払うのは仕方がないと、ただ税金払っている分だけ給付についてはね、一律にしてほしいということでありましたので、町長も前向きな答弁かどうかはちょっと私も今ここでは判断できませんが、給付に対してそういう声がやっぱり上がっているわけですから、その辺のところを考えていただきたいと思いました。ちょっと高齢者の中だけではなく、最後のところに給付については一律だってことでも通告しておりますので、質問をさせていただきました。 続きまして、国民健康保険の子供に係る均等割の保険税の廃止についてお伺いします。 国民健康保険は市町村が運営する公的運用保険制度として、被保険者保険とともに国民皆保険制度を支える重要な役割をしています。被保険者保険では被保険者の収入によって保険税が決められていますが、そして扶養する子供の数が増えても保険税は変わりません。一方、国民健康保険は、世帯内の全ての加入者に均等割保険税がかかるために、たとえ生まれたばかりの赤ちゃんも含め、子供が増えれば保険税が増えることになっていました。そのために、自治体によっては高校生までを対象に所得制限を設けずに第1子から免除したり、第2子、第3子以降の子供の均等割を免除したりと、いろいろ所得制限を設けながら大学生まで広げているという自治体もあるようです。 全国知事会など地方団体は、国に均等割の見直しを要求しています。里庄町でも、令和元年12月の議会で子供の均等割廃止の請願を賛成多数で採択をしています。こうした取組があって、今年の4月から未就学児までは国保の5割が軽減されました。ただ、改善されたとはいえ、学校に入るまでは半分は負担をしなければなりませんし、学校に入れば全て負担をしなければなりません。 そこでお伺いします。里庄町では、国民健康保険に加入している世帯と被保険者の数はどのぐらいなのでしょうか。また、子供に係る均等割を町独自で軽減をしているのか、していないのか、まずそこまでお伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 失礼いたします。 10月末日現在で国民健康保険に加入している世帯数は1,301世帯、被保険者数は1,966人です。子供に係る均等割の町独自の軽減措置はございません。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 1,301世帯があるわけですね。それで1,966人が被保険者の数としていらっしゃると。 子供に係る均等割の町独自の軽減はしていないんですが、仮にこれを高校卒業まで廃止する場合、町としてはどのぐらいの財源が必要になるのでしょうか。均等割を廃止した場合ね。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 子供に係る均等割を高校生まで全額軽減する場合に必要となる額ですが、10月末現在の状況で試算しますと、令和4年度、税額では136万4,100円、令和5年度、税額では268万2,900円となります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 高校生までを均等割を廃止した場合は、それぐらいかかるということですね。子供の均等割、廃止しているところが自治体でも増えてきているんですけど、里庄町ではこの子供の均等割を廃止する、そういった考えはないでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 子供の均等割を廃止する考えはあるかというご質問ですが、減免によりまして子供の均等割を減額している自治体があることは承知しておりますが、本来減免は天災その他特別の事情がある場合において減免が必要とされるものと認められるものが対象となるものであり、年齢に応じて一律に減免をすることは法の趣旨から外れているものと考えます。そのため、町としては子供の均等割の廃止は考えておりません。 ただし、全国町村会においては、未就学児限定の軽減制度の拡充を国に申し出ておりますし、町としましても令和3年度から保険税の税率の引下げ、また子育て世代の支援として本年10月から子ども医療費助成制度の受給資格者をこれまでの中学生以下から18歳以下に拡充しているため、全体としてバランスの取れた施策を展開しているものと考えています。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、里庄町ではいろいろとねえ、子育ての関係で減免しているとか、いろいろな制度があります、助成制度がありますが。子供の医療費の均等割が減免措置が広がる中で、我が党の国会議員団が、国会議員団になるのか事務所になるのか、厚労省で行ったヒアリングの中では、未就学児の均等割保険税を一律に減免するなど、特定の対象者に対し画一的な基準で保険料の減免を行うことができるのか、法定違反とはならないのかと、こういう質問をしています。 この回答の中で、市町村は条例を定め、申請に基づき保険料を減免することは可能、保険料の減免の仕組みは相互扶助の理念に鑑みれば、保険者が個々の事情を勘案して行うものであり、特定の対象者にあらかじめ画一的な基準を設け減免することは適切とは言えないが、法令違反とは言えない。つまり自治体の判断でできるということです。だから、現に行っている自治体があるわけです。幾らできないといっても、これ減免はできるということですから、里庄町のほうでも減免をすればどうなのかなと、もう一度確認します。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 先ほど佐藤議員がおっしゃられました国の減免についての考えについては初めてお伺いしましたので、情報を集めて研究したいと考えております。 減免につきましては、町としては、今の時点の考えは先ほど答弁したとおりでございます。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 町のほうはやるとは言いませんが。先ほども言いましたけど、被保険者と同様に国民皆保険を支える国民制度、国民年金制度です。子供が増えれば別に普通の社会保険等の入っている被用者保険と同じように、子供が増えれば病院に行く回数というのは同じだと思います。社会保険などに加入している人が、その子供が病院には行かないというわけではありません。当然行きます。同じように、国民健康保険に入っている子供も、子供が増えれば病院へ行く頻度は上がります。たとえ親が保険料を払っているとはいえ、見方を変えれば、保険料を払う子供と払わない子供がいるということにもなるのではないでしょうか。 先ほど同僚議員が言いましたけど、子育て世帯の支援をということでありましたけど、この点についてどのようにお考えなんでしょうか。保険料を払う子供がいるといない、この点について不公平ではないでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 国民健康保険税の計算方法は、一般的には資産や所得に応じて負担をお願いする応能割が50%、被保険者数や世帯に対して負担をお願いする応益割が50%になるよう制度設計がなされています。 なお、里庄町においては、応能割の内訳は所得に応じて負担をお願いする所得割のみとなっています。その中で、応益割のうち、人数に応じて計算されるものが均等割であり、子供も大人も同じ税額となっています。ただし、先ほど議員がおっしゃられていましたが、今年度から未就学児の均等割は半額軽減されています。 国民健康保険の加入者は、年金生活者やパートの方など、所得の少ない方が多い傾向にあるため、納税義務者及び被保険者の所得の合計額が一定額以下の場合は均等割と世帯割を7割、5割、2割減額する制度が設けられており、所得の少ない世帯に大きな負担が生じないよう配慮されています。これに対して、被用者保険の保険料の計算方法は、給与額に保険料率を掛けて計算するだけで加入する人数が保険料に影響することはありません。国民健康保険、被用者保険それぞれ状況が異なるため、保険税や保険料の計算方法の違い、議員ご指摘の子供の均等割のある、なしの違いは致し方ないと考えています。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、課長、子供の数が増えれば均等割は仕方がないんだと言われましたけど、それがやっぱりおかしいから、里庄の議会でもそれは軽減措置を求めることで請願で上がってるんです。そういったことを受けて、国は今年の4月から国としてから半額は免除しようということですけど。それに加えて町のほうで町独自にやっている自治体もあるから、それに追従してはどうかということでお願いをしているわけですけど、この点につきましては再度の答弁は要りませんが、これからのこととしてしっかりと捉えていただきたいと思います。 最後になりますが、ため池の管理と埋立手順についてお伺いします。 ため池については、今までも私を含めてほかの議員もたくさん質問をしています。町内には42の防災重点ため池があり、86のため池があるんだと、その全ては町の所有だということで昨年の私の答弁では答えられたんですが。今年の9月の平野議員の回答では、個人の池もあるがほとんどが町の所有だと、少しニュアンスが違うんですけど、86あるため池の所有者の内訳とそれらの管理は誰が行うのか、もう一度はっきりしたところでお伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 佐藤議員のため池の数ですねえ。ため池の数と管理のほうはまだですよね。 昨年の9月議会でお答えした86のため池については、ため池台帳に登録されているため池についてお答えしており、全てが里庄町の所有のものでございますので、改修や修繕等は町が行います。 また、平成31年に農業用ため池の管理及び保全に関する法律が制定され、農業用に利用される個人等で所有されるものを含む全てのため池について届出が必要になりましたが、本町では個人所有の農業用ため池の届出はないため、数などについては農林建設課で把握しておりません。そのことで、個人のため池もありますということで申し上げたということでございます。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 じゃあ、届出をしてない池もあるもんで、全てがということだな。86以外に個人のため池があるから、そういう意味ですか、はい、分かりました。 今の町内の現状を見れば、稲作をする人が減ると同時に、やっている方も高齢になる中で、ため池や用水路を地元や水利組合だけでは管理が困難な状況になってきていると私も思いますし、ほかの方もいろいろと聞く中でなかなか難しいんだという傾向にあると私も考えます。そうなった場合は、ため池や水路の日常管理を町が行うことも必要ではないかなという意見を町民の方からも聞くんですけど、これから先、ため池や水路の管理について町はどのように考えていくのでしょうか。米を作る人、管理する人が高齢になる中でいつまでも地元や水利組合だけでは管理ができなくなると考えますが、町としてはそれでも仕方がないのか、もうなるようになるのか、どのようにお考えなんでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 佐藤議員のため池や水路も含めてですね、管理を町が行うことについてのご質問にお答えします。 9月議会でもお答えしましたが、ため池や水路の日常管理については、利用者である水利関係者等で対応していただきたいと考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 課長はねえ、地元とか水利組合でということがあったけど。それは今は現状はできるんですけど、これから先、そういった方が高齢になって本当にできなくなる可能性があるかも分からんので、そういったときにはどういうふうにするん。そのときに考えるのですか。そのときのためにある程度のことは考えておかなければいけないんじゃないんかなと思って、今質問しているんです。今の現状ならば何とかできとるから何とかなるわ。だけど、これが5年先、10年先、さらに20年先、本当にできるんでしょうか。そうなったときのことをちょっとは考えとかなければいけないんじゃないのかなと思って今お伺いしたんですけど、どうでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 町内の池や水路の日常管理を全て町が行うことは、あらゆる面から対応できないと考えています。ため池の水を利用して稲作をする人、ここから受益者と申し上げますが、その受益者や地域で今後どういった管理をしていくかご検討いただきたいと思います。 ため池の管理と申し上げてもいろいろあると思います。樋の管理からですねえ、水路の掃除とかのり面の草刈りとかいうのもありますけれど、やはり稲作をするためには、ため池1つをいろんな集落で管理しているものやいろんなパターンがあると思うんです。樋を開ける方、水を平等に分けるとか、そういったことを日常的なことをですねえ、町が行うということはもう全くできないと、それは考えています。全ての池をすることは無理だと考えています。 そして、管理できないため池については、安全対策として水位を下げて管理することや用途廃止する等を検討する必要があると考えています。 今後とも地域の皆様との協働による施設の維持管理にご協力をよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 確かにねえ、田んぼに水を引く場合、その地域、その地域の方々で考えて、そこまでは町としてもできないのかなと思いますが、全てはできないと今課長言われたんですけど、できる範囲のことでは、じゃあ、ある程度はやっていかないといけないっていう考えはあるんですね。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 あくまで日常の管理につきましては、地元でお願いしたいと考えています。町としては、日常管理はできない改修とか、樋が壊れたとか、土手が崩れそうと、そういうところについては順番に進めていかなければならないと考えています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 日常管理のことはもう本当に町はなかなかできない、それは仕方がないのかなと思います。ただ、そのほかに関して、水路が壊れただとか、そういったことに関しては、ある程度町のほうが手を入れていかないと、地元だけじゃなかなかできないなと私は思っています。 また、最近では毎年のように豪雨が起こっています。いつどこでどういう災害が起こるか分からない中で、今ため池も埋め立てられています、町内でも。これからもそういったため池を埋めるところが出てくるかと思いますけど、ため池を埋める際、どういった手順を踏んで埋め立てていくのかお伺いしたいと思います。 というのも、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、今埋立てをしている池で受益者、水利権者の了承を得ずに池を埋めているところがあり、今問題になっているところもあります。その人からは、なぜ議会は池を埋め立てることを認めたんなあ、行政をチェックするのは議員や議会の責任じゃねえのか、行政の言いなりになっとんじゃないのかと、こういった叱りの声を受けました。 行政が行うことをチェックするのは私たち議会に責任があるのは当然です。しかし、今回の埋立てに関して、議会へは、今玉笠道路を造るに当たって残土が出ている、この土を処分するには費用がかかるが、残土を利用して今使っていない池を埋め立てれば費用もかからず池を埋め立てることができる、そのことについては地元の了承を得たといった説明でした。しかし、実際には水利権者の了承は得ていなかったんです。なぜこういった問題が出たのでしょうか。 また、今問題になっている池はまだ全部埋め立ててませんが、今後その池は全部埋め立てるのか、ある程度残すのか、お伺いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 佐藤議員のため池を埋め立てる手順についてまずお答えします。 9月議会でもご説明しましたが、手順としては、まず水利関係者にため池の水を利用して稲作する土地をここからは受益地と申し上げますが、その受益地の範囲を確認し、受益者の調査を行い、廃止に対する同意をいただいた後、用途廃止をします。 用途廃止後、雨水が集まる流域が大きく、下流に浸水する区域等があるため池については、洪水吐を切り下げるなどして、通常は水がほとんどたまらないが豪雨時に必要な調整池として残す予定です。雨水が集まる流域が小さく、堤防や洪水吐が危険な状態のため池については、堤防などの改修は行わず、排水処理のみして、埋立て等を実施していくといった手順で進めています。 先ほど、佐藤議員が言われた水利権者の了承を得ないでため池を埋め立てた原因、埋め立てたのはなぜかということでご質問があったんですが、今言われるため池については、通常ですが、特定のため池を埋め立てる際は受益地の範囲、稲を作られとった範囲を水利関係者に確認しますが、そのため池は近年稲作のためにずっと使用されていなかったということがまず1つ。水利関係者が不明であったため、町が地形や用水路を確認し、受益地の範囲を特定しました。結果として、過去に稲作をされていた土地が受益地から漏れていましたが、その後ため池の用途廃止の承諾をいただいています。 なお、用途廃止の承諾をいただく受益地とは、ため池の水を利用して水稲を作ることができる土地かつ法務局で土地登記簿に地目が田と表示されている土地のことでございます。 そちらの方には一応いただいておりますので、ちょっと町が分からなかった範囲がございましたので、ご指摘を受けて、いただきに上がりました。今は全ていただいています。 それで、もう一つの質問の安永池ですね。役場の南ロータリーの南側にある安永池のことだと思うんですが、その安永池を全部埋めるのか、一部残すのかということでございますが。ちょっと今、埋める途中で止まってますが、また残土が出るときに埋めます。ただし、防火用水というか、たまりを一応造るような予定で今進めています。最終的には、だからたまりを残します。一旦は全部ちょっと埋めて、土で埋めるかもしれませんが、水をたまる形にしたいということで、この前、地元、西平井の分館にも行かせていただいてですね、防災訓練の途中に行かせていただいて、その説明もさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 今、問題になっとるところは、今解決をしたということですね。解決したんじゃな。            (農林建設課長仁科成彦君「受益地として田んぼの地目でないんで、そちらの方はいただいておりません」と呼ぶ) そこのところは、今、そこの土地は田んぼではなく畑になっているということでしたが、これ地籍調査のときに地権者に説明をして、本人のサインをいただいて田んぼから畑に地目を変更したということだったんですけど、そういう説明が不十分だったもんで、そこの受益者の方が何で勝手に埋めたんないうことだったと思うんですけど。これからもそういう問題が起こらないためにも、地目を変更する際にはきっちりとした説明をしながら進めていただければと思うんです。それで、これからもそういう問題が起こらないために何とかしなければいけないと思うんだけど、そこらのところを今回の反省を含めてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 妹尾国土調査室長。 ◎国土調査室長(妹尾渉君) 失礼いたします。佐藤議員さんの地籍調査における地目変更の認定についてのご質問にお答えをいたします。 まず、地籍調査とは、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査して土地の境界の位置とか面積を測量する調査のことでございます。 佐藤議員さんがご指摘の地目についてでございますが、地籍調査における地目の認定につきましては、所有者の同意を要せず調査を行うものの、職権判断に任されているため、土地の状況及び利用地目に重点を置いて当該土地全体を観察した上、土地の主たる用途により判断することになるとされております。よって、地籍調査における現地調査時の調査者は当該土地の利用状況等土地の全体を観察し、その土地の主たる用途により地目を判断し、認定、変更をしております。 ただし、その地目の変更内容につきましては、所有者に説明をさせていただいた上で、現地立会後に、先ほど佐藤議員も申されておりましたが、調査票と言われるものに署名、当時は印鑑もあったと思いますが、それをいただくようになりますので、そういう形で処理のほうはさせていただいております。なので、今おっしゃられました説明について、手落ちがないように十分尽くしているところではございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 確認のためにもう一遍お伺いします。要は、地籍調査のときは見た目で取りあえずは判断をさせてもらって、それをあくまでも地権者のところへ持っていって、こういうふうに地目を変えますよという、こういう状況だから地目をこういうふうに変えたいんですけどということをそこでしっかりと説明した上で変わるんですね。            (国土調査室長妹尾 渉君「現地調査で」と呼ぶ) 現地に行ってね。ただ、見た目で当初は判断をするけど、そこをあくまでも変えるときにはということでいいですね。はい、分かりました。ありがとうございます。 これからもそういった問題が起こらないためにも、そういったところはしっかりとやっていただきたいと思います。 あそこの今の言ってた池ですけど、これは最終的には埋めるの。埋めて、水がたまるためのある程度の余裕は持っとくんかな。というのが、今、災害を防ぐために池を埋めるということでありましたけど、これから大雨が降ったときに降った雨が仮に全て埋立地でなってた場合、それが全部を落ちてくるようになるわけですね。だから、池っていうのはある程度降った水をためるという役目がなければ、逆に災害が起こると思うんですけど、そういった意味で再度もう一度そこらのバランスをどのように考えているのかというのと、最後、今の池はどのようになるのかお答えしてください。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 先ほどの安永池については、たまりというか防火用水みたいな形でたまりは造りますが、それが調整機能を果たすかというと、そこまで調整機能はないと思います。 本来、ため池は確かに調整機能はございますが、オーバーフローする洪水吐ぎりぎりの高さまで水がある場合は、もう調整機能はありません。ですから、もういつも満水の池というのは、もうそのまま降ったのがそのまま下流へ流れると。ですから、その管理をしていただいている池は確かに調整機能があるので、その下流がもし浸水しやすいところがあれば、そこは皆さん要らないと言っても調整機能を残す必要があると考えています。 安永池については、今は調整機能までは持たすように今はしていませんが、防火用水は残すという形にして、その予定でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 池の埋立てについては、そういったところのバランスを取りながらやって、埋めたがために逆に洪水に、災害に遭ったということのないように進めてもらいたいと思います。 最後に、町長にお伺いします。ため池や用水路、これ日頃からの管理は今後さらに困難になるかと思います。そういった中で水利権というのは水利権者にとってはまさに財産そのものですが、そういったものを含めて先ほども言ったように町が管理してはどうかなという意見もありました。私は以前から荒廃地問題でも少し触れたんですけど、ため池も同様、土地に関してもっと広い視野で言うんであれば、日本の国土をどのように保全するかにもつながると思うんです。 最後、町長として町内の土地、池も含めた土地をどのようにこれから先、高齢化が進む中で、また荒廃地が進み、ため池についてもいろいろな問題がある中で、どのように管理していこうとお考えでしょうか。最後にお伺いします。
    ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 国土というふうな観点で言えばですねえ、今国が進めているのが国土強靱化ですね。災害に強い、そういうふうな国土をつくっていかなければならないというふうな観点から、やはりため池とかですねえ、それから道路とか、そういうふうなことについてはしっかり来る大規模災害等に備えてですね、準備をしておかないとはいけないと、このようには考えておりますし、国のほうも積極的にですね、国土強靱化についてのいろいろな予算配分はされていると思います。 あと、町内の土地の管理につきましては、先ほど建設課長が申しましたように、当然所有者のものでございますので、責任を持って管理をしていただく必要があろうかと思います。やっぱりそこは自助ですね。 それから、我々がするのは、ため池の必要な災害対策であるとか、あとは水路ですね、そういうふうなところがきちっとこう流れるような形にしておかなければ浸水被害が起こるとか、そういうふうなことについては当然力を入れていく必要があろうかと思います。 もう一方でですね、やはり環境ですね。要するに住んでいるところがですねえ、もう雑草ばっかりが生えてですねえ、荒廃地のままであるということは、やはりあまり望ましくないというふうなことは考えますので、農業施策としてできることについては支援はしてまいりたいと思いますが、基本的な考え方としては、所有者の方に責任を持って管理をしていただくというのが私の考えでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 2番佐藤耕三君。 ◆2番(佐藤耕三君) 〔登壇〕 土地というのは個人の資産ですからなかなか町が踏み込んでっていうのも難しいかと思いますけど、やはり将来、これから本当に20年先、30年先を考えれば、いろいろ町長も悩ましいところだと思いますが。少なくとも農業施策を進めるなり、所有者に対して何らかの支援を進めながら、里庄の土地が安全で景観もいいなあという、そういったまちになればと思います。以上で私の質問を終わらせていただきます。 以上です。ありがとうございました。 ○議長(岡村咲津紀君) この際、15分間の休憩をしますが、高田議員どうしましょう。通告1だけでもしますか、それとももう午後から、1時まで休憩して午後から一遍にということ。            (9番高田卓司君「午後にしてください」と呼ぶ) じゃあ、この際、1時まで休憩をいたします。お疲れさまです。            午前11時23分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、9番高田卓司君。 ◆9番(高田卓司君) 〔登壇〕 9番高田卓司です。通告に従い、2点質問をいたします。 まず、1点目は、里庄町は2号線に近い、そして倉敷、岡山、福山に非常に近いところで通勤圏内にありますので、最近住宅開発が毎年何軒かされております。人口がだんだん減少する中で他町から来ていただくというのはありがたいことなんですが、それについてお尋ねをいたします。 今言ったような条件で、里庄町便利がいい、住みよいということで、今後も住宅開発は行われると思います。そして、地形的にも平らなところが多いということで、立地条件が非常にいいと。それから、もう田んぼを作る人がだんだん少なくなって荒廃農地が増えてるということで、業者のほうも非常にやりいいということで、今後まだまだ住宅開発が進むと思います。 そういう中で、住宅開発をすると、住宅の中に生活道路を造ります。そうした中、その道路がそのうち、いずれ町道として引き取らなければならなくなるということです。業者の方もいつまでも道路を持っとってもしょうがないんで、町に取っていただきたいという申出がそのうち出てきます。中にはその道路をほかの業者に使わさないために、業者持ちでしばらく持ってるというところもあります。しかし、10年も20年もすると、その道路も傷んでくるので、業者も管理をする、舗装をやり替えるということになると経費がかかるというようなことから、もう早かれ遅かれ町道として寄附を申し出てくると思います。 そういう中で里庄町がそれを受けた場合、将来的に負担にならないようにしなければならない。というのは、開発道路はもう町内よく見かける、あっちこっちあるんですが、行き止まりの道路が非常に多い。自分の開発したところだけ使えればいいというようなことがあります。しかし、町が受け取るとなると、行き止まり道路では非常に将来困るという問題が起きてきます。そういう中で町が将来的に受け取るとなると、町が困らないように指導監督していく必要があると思います。 ですけれど、開発するときは業者の費用負担で行うので、業者は自分のことだけ考えてやる。しかし、町が受け取ったときに将来的に困るというようなことで、町が困らないように開発していただくためにはどうしたらいいかということを考えなければいけないと思います。分かりやすく説明するために、ちょっとボードで説明させていただきます。 これはある開発団地ですね。これは、今こっちの方向から見たところです。この正面、家がここにあるね。行き止まり、方向転換をしなきゃいかんから、こういう形になっとんですね。すると、こっちへ行っても行き止まり、こっちへ行っても行き止まり、正面も行き止まり、こういうことになってますね。最初開発したのはこれだけ開発してるから、ここだけで考えるとそれでいいんです。ですけれど、その向こう、この家が正面にあるから、もう真っすぐできない。だけど、この向こうを開発するとして、こっちに道をつけてこられても、行き止まり、行き止まりになるんです。この写真は、この方向です。これをこっちの方向から見るとどうなるか言うと、こっちなんです。今はこう見て、正面にこの家があると。この方向で見ると、その後こちらに開発されて、道路がこうできとるんです。今、こっから見てるんですね。この車庫の向こう、フェンスの向こうは、向こうから来た道路があるんです。ここを残しておけば、道路にしておけば、この道がこう通って出られるんです。これは既存の道路ですね。こちらも既存の道路です。そういうふうなことを考えて開発するときに指導ができるようにしとくべきではないかなと私は考えるんです。将来的に受け取ったときに、ここがつながればぐるぐるっと回れるんです。消防車にしても、救急車にしても、行き止まりでバックしなきゃいかんいうことにならんです。これもそうです、ね。すると、道路が1本できるんですねえ。業者が造ってくれるんです。だから、ここを業者が、例えばここをここまでしてもらえば、こっちを開発したときにここにつけてもらえば1本できるんです。そうすると、やっぱり里庄が受け取ったときにねえ、業者の費用でできるんですよ。こういうことを考えるべきではないかなと思うんだけど、その点どうでしょう。 これもさっき言った。この方向で見たら、正面にこのうちがある。ここをここまで道路をつけてもらう。これをここまで道路つけてもらえば、こっちも行ける。ここまであれば、次がここへ道路をつけていただければ通れる。こう思うんですが、どういう考えでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 高田議員の開発道路が行き止まりにならないように考えるべきではないのかというご質問にお答えします。 町としても、通り抜けできない行き止まりの道路は車が転回しにくいなどの理由から好ましくないと考えており、開発時には通り抜けできる道路計画にしてもらうよう開発業者と協議しております。しかし、開発規模や地形的なこともあり、結果として行き止まりの道路の造成計画になることもございます。 先ほどの見せていただいたところでも、それぞれ開発年が違うと思います。ですから、同時にする場合は、ここをつけてくださいとかいうことも言えるんですけれど、なかなかさっきの図面でいくと、さっきの絵でいくと、転回場を造っているところを延ばせばっていうのが、あちらが先にできたとすれば、次の開発の形が分からないもんですから、真っすぐ抜いてくださいっていうお願いはできたかもしれません。ただ、真っすぐ抜くと、そこが町道でなかった場合は、次の開発業者がそれを引き継いでいくっていう形だと思うんです。なかなか3,000平米未満の開発で町が言える範囲というのがどうしても限られるということも、ちょっとご理解いただきたいと思います。 それと、引き続き町としては通り抜けできる道路計画を第一に検討してもらうよう、開発業者との協議時には強く依頼し、適切な開発計画となるよう努力してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 9番高田卓司君。 ◆9番(高田卓司君) 〔登壇〕 それは分かるんですよ。同時にやらないから、そういうふうにできないというのは分かるんですけれど、同時にしなくても、将来的にそういうことができるように指導をするいうことを考えたらどうかなということを言よんです。 じゃあ、もう一点言いますよ。 これまた違うところです。開発業者、今、この方向から見てるんです。正面に道が来とんですよ、こういうふうに。だけど、ここに塀をしてるから、通れないですね。これ、開発業者が違うんです。A者、B者でね。A者がここまでする。B者がこっちからここまでしてきとる。ここはまだ町道で取ってないと思うんだけど、いずれ必ず寄附させてくださいと言うて必ず来ます。なぜしないかということは、開発した道路を使うて次を開発されたらいけんから、こういうことをしとんですよ。こっから行かさんようにね。 だけど、これもできて10年近くになるんだけど、いまだにこういうことです。向こうに道路がこういう状態であるんだけど、ここに塀があるために通れない。こういうこと町としては、じゃあこれ取ってくださいいうことをなぜ言えないんですか。 さきの質問だけど、受け取るときにはこういうことを取ることを条件にするとかいうようなことはできないんですかということです。今度、道路、寄附があったときは、こういうところ町内にいっぱいあるんですよ。ただ、開発する業者の考え方一つなんですよ。もうこの道路、わしが造ったんじゃけえ、次の開発のときにやらさん、通さんという意味でしとるんです、ねえ。だから、こっちの業者は、こっちが先にやったんです。せえで、塀もしたんです。こっちの業者は、じゃあこっちからもう入りゃあええわというんで、こういうふうになっとる。道路、ずうっと一本につながっとんだけどねえ。真ん中にこういうことをして通れんように。だから、もしこれが、今までもいっぱいあったんですよ。これは誰のもんですかいうて質問したら、いやあ、業者のもんですいう説明があった。町内、いっぱいこういうことがあるんです。 だから、町道として受け取るときには、これも寄附しなきゃ受け取らないとかいうようにするとか。町の都合でこうしてほしいというようなことを言うんだったら、業者のためにも幾らか、じゃあ側溝の材料代ぐらい出してあげるから、こっちの言うようにしてくださいとかねえ、いうふうにして、将来的に受け取るときに里庄町が困らないようにするべきではないかなと思うんです。 ここだけで考えれば、転回して帰りゃ、開発許可は下りるんだけど、将来、じゃあこっちがまだ長いとか、こういう開発ねえ、これを後から開発しとんじゃ。同じ人がしとんですよ。これをここまでつなげとけば、ここを通れるんですよ。そしたら、これもまだ寄附の申請は出てないと思うんだけど、そのうち出ます、間違いなく。いつまでも業者は持っておりません。それから、もう皆さんの共有にしてるか、どっちかなんです。いずれ出てくるんです。これ傷んできたら、自分では絶対ようやり替えできんからな。そのときに、里庄が受け取って困らないようにするべきではないかなと、今のうちに法整備とかそういうことをして。業者がそれは困るんじゃいうことになると、幾らか側溝の材料ぐらい出してあげるから、道路をして寄附するときには町も協力してあげますというふうにするべきじゃないか。 何でほんなら町が行き止まりの道ばっかり造ってもろうて、どうするんで、何かあったときにどうするんです。火事でもあったら、消防車1台入ったら、次のが行ってもどうもならんのですよ。抜けられるようにするべきじゃないかなと。それを私が今提案しているんです。どうでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 高田議員の行き止まりにならないための方策はというご質問にお答えします。 2枚目に見せていただいたところについて、まだ町道として受け取ってないのは、高田議員さんおっしゃるとおり、その開発をする時点で次の計画、違う業者の次の計画が何となく相談に来てたものですから、ここをつなげるようにしてくださいというお話はしていました。ところが、そのとおりしていただけてないので、そこは町としては取れませんということで取っていません。 ですから、そういうことしか、次のご質問に関連するんですが、強制的にということはなかなか難しいんですが、町が今後そこを維持管理していくためにはそれなりの負担が発生します。開発時に協議した中でこういうふうにしてくださいとか、水路の横をこうしてくださいとか、いろんなお願いをするのを聞いていただいたところについてはちゃんと取りますが、その後もう一切、例えば行き止まりしないことだけじゃなくてほかのことも聞いてくださらないところについては、寄附の依頼が来ても受け取れないいうところはあると思います。どうしても町のお願いを聞いていただけないような開発で町道として取るか取らんかというところについては、やっぱり町も幾らかお願いをして判断をするところがどうしても出てきます。今のところがそうです。 ですから、もう今町としてできるのは、開発時に、繰り返しなりますけど、開発時に適切な開発計画となるようにお互い十分話をして、後の方が困らない、住まれる方が困らない形にしていこうという形で今進めています。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 9番高田卓司君。 ◆9番(高田卓司君) 〔登壇〕 今のところはそういうことで、寄附申出が相談があったけど、そういうことで受け取ってないということなんですが。さっき言ったようにねえ、永久的に業者が、例えばですよ、この道、誰が考えても永久的にここを止めとるいうことはあり得ないんですよ。たまたまこっちの業者がこっちをやろうとしても、こっちの業者が先にしたんか、話がつかなんだんか知らんですけれど、それはタイミング、こっちが早いんですよ。自分とこを通って、次を開発ささないためにこういうふうにしてるんです、ねえ。業者のレベルによるんです。ちゃんとこっちの言うように、そうですなあ、じゃあそう協力しますいうてやる業者もあるんですよ。だけど、この業者はそういうふうにしているんです。 ここに白いのがあるでしょう。塀があるでしょう。ここを業者が持ってるんです。自分の名義にしてるんです。もう自分が判押さにゃあ絶対通れんようにしてあるん。せえで、わざわざ分かるようにしてあるんです。だけど、永久的にこれ取らないいうわけにはいかないでしょう。いやあ、これ寄附するから取ってください言うたら、取らざるを得んでしょう。よそを取ってるのに、うちは何で取らんのならいうて。よそも行き止まりの道を取っとるところあるじゃない。なあ、道が行き止まりでも、取ってくれと言われたら断り切れんでしょう。法的に、開発、これから許可を受けるんなら転回場所がないとか言えるけれど、できて終わってしまって、何年もたって、そんなこと言われんでしょう。開発許可下りてるんだから。 だから、そういうことを言われたときに、じゃあ表立って、出るとこへ出て言えるんですか。よそは行き止まりでも取っとるじゃねえか、うちも行き止まりだけど取ってくれ、開発許可が下りとんどと、何で取らんのなら言われたときに、はっきり言えるんですか。言えないでしょう。 だから、そういう条例をつくるか何かして、寄附をするときにはこれも一緒に寄附せんと絶対取りませんとか。ここ、段差があるはずですけど、段差も解消して普通に通れるようにしなきゃ受け取りませんとかいう、何か法的根拠をつくっとかにゃあいかんでしょう。 私だったら言いますよ。よそも行き止まりの道を取っとるじゃねえか、うちも行き止まりじゃけど、何でうちのを取らんのならというて、出るところへ出るぞ言われたらどうするんです。だから、そういうふうなことをしといてください。 それともう一点、今課長言われたように、こういう道でも、ここまでするんなら、ここを道をここまで残してくださいというぐらいのことを何で言えんのです。こっちは当時田んぼだったんだから、開発されるのは分かっとんですよ。可能性としたら、十分あるんですよ。だけど、現実、こういうふうになってもう車庫で売ってしもうとんだから、ねえ。へえで、家もここまで建って、一台しか止められんのだから、これを分けてくれえというても絶対売らんですよ、ここも。だから、そういう可能性も考えて、こっちが空き地なら、どがんかつながるようにしときたいかなと。 それで、こっちが必要なくなったら、そのときにこの人に売ってもいいんですよ。ここ要らんから、もうよかったら買ってくださいいうて売ってもいいですよ。だけど、可能性を残したことをせんといけんでしょう。先に売ってしまわれたら、もう絶対、100%買えないんですよ。だったら、こういう行き止まりの道ばっかりになるでしょう。だから、そういうことも考えて、何とかなるようにと。ここをここまで将来的にこうなったら通れるようにしたいというんなら、今言ったように、この材料代、側溝の材料代、買ってあげるからもう将来的にここをつなげるようにしてくださいというぐらいのことを言ったらどうなんですか。もう絶対ここはつながらないですよ、こういうふうなことをされたら。 町内、まだいっぱいありますよ、調べたら、今主なところを言ってるだけで。そういうことをしたらどうですかということを言っとるんです。いずれ町に来るんですよ。業者が持ち切れんですからねえ。それを20年も30年も持って、アスファルトの舗装だって30年はもたないんですよ、ねえ。通行量の多いところは10年が寿命なんです。そしたら、やり替えが出るんですよ。業者がそのときに費用負担しますか。間際になって受け取ってくださいいうようになって、ほんなら受け取って5年、10年せんうちに舗装やり替えとかいうようなことが起きる可能性大でしょう。 だから、そういうふうにならないように、もうちょっと先のことを考えて、業者にも多少有利な条件を出してあげて、町として将来的に可能性のあることを残したらどうでしょうかということを言よんです。ですから、こっちの件にしてもそうですが、業者がこの赤いところを自分の名義で持っとんですよ。わしがうん言わにゃあここは通さんぞいうふうになあ。だけど、いずれ間違いなく言うてきますよ、これ。持ち切れんですから。 だから、こういう残し方したところはいっぱいある。大体業者によって分かるんです。ここはこういうやり方をするなというふうに。町内にもいっぱいこんなんあるけれど、町道寄附するときには、これも一緒に寄附してくれにゃあいけませんよとかいうふうな、何か言えるものをつくっておくべきじゃないかなと。これは課長一人の考えじゃいけんと思うんで、町長の考えで。よそにもそういうことをちゃんとして、町の条例で決めとるか何か、もうそういうことを言えるようなところをつくっとるところがあると思うんです。だから、今里庄としては、何か5軒以上あったら町道で受け取らざるを得んのじゃからいうて全部受け取ってますけどね。 でも、中には開発の許可の下りないような勾配のきついところも受け取った例もあるしねえ。だから、そういうなのを言われたときにきちっと言えるだけのものをつくって、まちづくりのある意味将来的なことを考えたらどうでしょうかということを言っているんです。どうでしょうか。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 高田議員の開発道路が行き止まりにならないように、規制というか、きちっと条例でもつくって強制的に何かできることはないのかという形のご質問にお答えします。 現時点では、開発道路を行き止まりにすることに対する規制は関係法令にもありません。強制的にそれを駄目ですということはできないです。町の里庄町開発事業の調整に関する指導要綱に基づき強制的に指導することも今の時点では難しいです。ただ、先ほど言われた行き止まりのところ、今業者が持ってる言われたところは多分今はもう個人になってると思うんですけど、その土地を買った方が持っとられると思うんです、今そこは。開発の相談に来られてる段階で、ここはつなげていただくような、こういう計画があるかもしれないからつなげていただくような形でお話を進めていましたが、それはできないということを言われたので、これ、そういう形で町もできるだけ住んでる方とか今後の管理がしやすい形で町が受けるんならそういう形にしてください、しないんならちょっと町はすぐにそれはもう受けることできませんというお話の中であの形にされてますから、受けてないんです。どう言ったらいいんですかね。絶対受けなければならないという形ではなくて、その開発の中でもそれなら受けんでもいいっていう形だから受けてないという形です、あそこについては。 一番最初の図面で申し上げると、真っすぐの道があって、横に取り合いの、Tの字になってます。取り合いを延ばしてて、隣に空き地があるんだから横まで延ばしとけばというお話ですけど、開発計画は次の次期の開発計画は全く分からないです。それを開発業者も、やっぱり何平米売って幾らという形なんで、どうなるか分からないものについてここまでしてくださいっていうのも、その時点で次の開発がはっきり分かってれば別です。でも、そうなると3,000平米を超えたりするので、開発は一度には絶対業者はしてこないと思うんです。 今さっき言われたように、高田さんが言われたように、町道と町道を真っすぐ延ばして当たるんであればというところは、お願いをしていきます、これからも。ただ、行き止まりで隣に空き地があるからそこまでつなげてほしいっていうのは、なかなか町としては言うことができないと思います。真っすぐ町道と町道をできるだけつないでほしい、このお願いは今後も続けてまいります。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 9番高田卓司君。 ◆9番(高田卓司君) 〔登壇〕 お願いはしていくということなんですが、お願いじゃあ、それを聞いていただける業者と聞かない業者があるんです。今、問題が起きてるのは、もう大体決まった業者なんです。やり方がもう決まってるんです。だから、もうそういう人がやったのはもうしょうがねえといって、受け取らないというのが法的にできるような仕組みならいいですけれど、出るところへ出て言われたときに、拒否ができない状態だと私は思うんです。それを手のひらを返してまたそういう手を取ってくることもあるんです。すうっと行き止まり、行き止まりで、消防車も救急車ももう将来困る、里庄は行くところ、行くところ行き止まりばっかりだと、ねえ。もう2か所や3か所じゃないんですよ、町内、ねえ。数多いんです。まだまだこれから造るかも分からんです。業者によってはねえ、そういう要望を聞いてちゃんとしていただける業者もおるんです。だけど、どこが開発するか分からんですから、そういうことを言よんです。だから、そういうことをきちっとしてください。 それから、もう一つ関連して言います。 こういうのがあるんですね。川があるんです。開発して、コンクリートの擁壁の天幅だけ控えて宅地を造成しとるんです、ねえ。これもそうです。同じです、ねえ。コンクリートの天幅だけ。これ、川です。溝いうか、川いうかね。コンクリートで造ったものは寿命があるんです、ねえ。今、コンクリートの寿命は50年とか60年とか言われてますけれど、寿命があるんです。いずれやり替えが来るんです。どうするんですか。どうやってやるんですか。もう施工不可能ですよ、どっちにしても、ねえ。こういう状態なんです、ねえ。河川があって、天幅を控えてブロックして、どっちも。家を建っとんですよ。売ってるんですねえ。これ、何かあってやり替え等ができたときに、どうするんです。もう掘削も絶対できないですよ。家が、地業が宙に浮く。どっちもですよ、ねえ。こんだけ距離があるんですよ、今。これがまかり通るんなら、次のときも同じことをするんですよ、ねえ。管理道いうのは必ず要るんです、河川には、ねえ。ふだん点検するのでも、歩くところがないんです。擁壁の幅だけあって、垂直なんですからねえ。ここ、歩けりゃへんですよ、ねえ。こういうところが至るところにあるんです、ねえ。 こういう状態のところを何とかせんと、将来的にこれを修繕するとか直すいうときにはどうやるんです。どうやって直すんです。この水路はなくするわけにはいかんですよ。ほかへつけるいうて、もう絶対つけられんですよ、家がいっぱいあって、ねえ。こんなことにならないように、開発するときには、このほとりはせめて50センチなり1メートルは空けてくださいよと、ねえ。今まで管理道がなかったんだから、この際管理道だけは町が土地を買いますと、ねえ。おたくが買った相場で買ってあげますから、控えてくださいとかいうことが言えるようなことをしとかにゃあいかんでしょう。どうですか、その考えは。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科農林建設課長。 ◎農林建設課長仁科成彦君) 〔登壇〕 高田議員の水路の維持管理ができるように考えるべきではないかというご質問にお答えします。 高田議員さんおっしゃられるとおり、もともと水路の横に管理道がないというか、もう官地がなくてというところが結構あります。そのところに隣接して開発がされて、もう結果的に管理用道路が先ほどみたいになくなってしまっているところが確かにございます。 水路の管理道の必要性につきましては、町も十分に認識しておりますので、計画の早い段階から開発業者と協議を行って管理道の確保ができるよう努めてまいりたいし、それ以後、ほかのところ、できるだけ管理道、50センチ控えてくださいとかいって、そのちょっと西ですけど、管理道を確保していただいたりいう形では進めているんですけれど。そのときの経緯はちょっと私も細かいことは分かりませんが、これから出るところについては、できるだけですね、控えていただいたらここのコンクリート舗装のお金は出しますよとか、材料支給はしますよとかいう、できるだけ町もこうするけれど、ここは管理道を確保してくださいとかいうお話で、少しでもこの先困らないような形で開発が進んでいくようにしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(岡村咲津紀君) 9番高田卓司君。 ◆9番(高田卓司君) 〔登壇〕 できるだけいうのはねえ、いかんのですよ。言うことを聞かない業者がいるんですよ、ねえ。さっきの道路にしても、そうです。こちらが要望しても、もう聞かない業者、ねえ。未登記を役場の台帳がないからいうて、取り込んで自分のもんにしてしもうて、売っとるような業者でしょう、ねえ。やっぱりお願いするんじゃいかんのですよ。もう開発するときにはこれに従ってくださいいうことが言えるような方法を取っておかないと、将来困るんですよ。水路にしては、もう特にですよ、ねえ。今後、何が起きるか分からんのですよ、もう。 だから、こういう状態でこっちが道路とかいうんならまだいいんですよ。もうちょっと寄せて、蓋でもして、道路は確保して水路を直そうかいうことはできるんですよ。でも、民地で家を建たれたらどうするんです。家の補償をせにゃあいけんのですよ。そんなのいかんのでしょう。だから、そういうことにならんように、今のうちの法整備をしとかにゃあいかんのじゃないんでしょうかということを言よんです、ねえ。 これ、直せる方法があるんなら教えてください、こうすれば直せるんだという。県なんかは、必ずほとりは管理道確保してますよ。将来のことがあるんでね。それはもう30年、40年先には100%何とかせにゃあいかんのですから、ねえ。そこらを考えてくださいな。町長、もう課長じゃあ、それはどうしますいうのは判断できんと思うんで、答弁お願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 高田議員がおっしゃられる開発区域内の道路の受け取り、将来的な利用についてでございますけれども。昔はねえ、指導要綱もなかったんです。いうのが、言ってみれば3,000平米以上の都計法の縛りの中でしか里庄町はやってきてなかったんですけれども、3,000平方メートル以下の開発について、きちっとした指導ができないということで、先ほど課長のほうが申し上げました里庄町開発事業の調整に関する指導要綱に基づいて今やっております。 要綱でございますので、強制力がないのは確かなんです。逆に、条例等で規制ができるか、縛りができるかっていうふうなところが、非常に今、私、現時点では難しいんじゃないかなあというふうなところがあります。高田議員がおっしゃられるようなことは、私も十分分かります。 それをどういうふうにしていったらいいかというのが、開発業者さんの開発のやり方、考え方がございます。あわせて、町の将来的なこともありますので、そこをどういうふうに調整していくかというふうなところが、一番非常に重要なところなんですが。町がこうしなければ開発を認めませんよというふうなことは、そこまでは行政で縛りができないのが現実ではないかと考えます。 認める、認めないっていうふうなことは、町のほうでは現時点ではできないいうふうなところはあると思いますが、しっかりお願いをしていくのが現実的なところなのかなというふうなことは、今お話を聞きながら考えたところでございます。全国的にそういうふうにきちっと縛りをかけてですね、やっているところがあるかどうか、できるかどうかというのは、研究をしています。 それから、水路の管理道については、もうまさに高田議員のおっしゃられるとおりだと思います。里庄町内、もう開発が進むとですねえ、大体そこの近くには水路があります。その水路のしゅんせつであるとかですねえ、擁壁の改修ですね、そういったことについて、本当に機械を入れてやらないといけないときにはどうすればいいのかなというふうなところは、実際に数か所、複数箇所あります。 今後、そういうふうな水路や消火栓の近くにですねえ、開発の計画があるときには、将来の管理のことを含めて開発業者さんとしっかり話をして、これもお願いになるとは思うんですけれども、将来困らないような形を取ってまいりたいと、このように考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 9番高田卓司君。 ◆9番(高田卓司君) 〔登壇〕 はい、高田です。 私が心配するのは、お願いして、お願いを聞いていただける人はいいんです。そんな難しいことを言わんでも、そうだなというんで。そういう業者もありますけれど、それを聞かない業者がおるんですよ。あえて費用がかかるからと、せっかくわしが土地を買うたのに、何しようが勝手じゃろうがというふうなことを主張して、聞かない業者もおるんです。そういう人に対してどうするんですかということをお願いしとんです。道路以外に水路については、もう必ず近い将来起きてくるんですよ。こういう工法をすれば、改良、改修ができるんですいうのがあるんならいいんですけれども、不可能に近いようなことをねえ、されて、お願いしたけどやってくれなかったというんで放っとける問題じゃないでしょう。どうするんです、河川の場合、ねえ。行政の責任でしょう。 だから、もう町長も消極的な言い方したけど、近い将来来るし、またいつ開発が出てくるか分からんのですよ。そのときに、ちゃんと言えるように、もう全国どこでもいいです、そういうことをきちっとしとるというところがあるんなら、すぐ参考にしてねえ、勉強してからそういうふうにしてください。 それは、私も仕事柄、どうするんじゃろうかなあ、今のあるのを取るだけでも取れんよと。ふだんの管理でもそうですが。物が引っかかったというても、取りに行かれんですが、ねえ。水が、水位が上がったときにせえいうたところで、人力じゃとてもいかんし。過去に職員が行ってやりょうて、職員が流されて、挟まれて、命の危険に遭ったこともあるでしょうがな。私、その現場見てますよ。おいおいおい、どうするんじゃろうか、あいつ大丈夫かな、死ぬるぞというような状態になったことあるんですよ。 だからねえ、そういうときに、何とかできるとか、それから災害時だけでなしに、改修でもぼつぼつでも何とかこういう方法ならできるという程度のことを。聞いていただける人にはいいんです。お願いすれば直るんだけど、それを聞かない人に対してどうするかと、こうすれば確保できますということを方法を取っとかにゃあいかんと思います。それをぜひともやってほしい。 これ、どんどんどんどんほんなら今の問題あることをやった人が、今後やられたらどうするんです。同じことを言うてくるんですよ。そのときに、またしょうがないになるでしょう。そうなると、どうするんです。改修はできない。水路は必要いう。どがんなるんです。その点、答弁お願いしてねえ、もう時間なくなったから、次の質問は次回にさせていただきます。 総務課長、すみません。そういうことで、答弁をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 高田議員がおっしゃられるように、開発区域内の道路の将来的な問題、それから水路の管理、そのことについてですねえ、いろいろ調査研究を進めてですねえ、しっかり適正な管理ができるように研究してまいりたいと思います。 以上でございます。            (9番高田卓司君「終わります」と呼ぶ) ○議長(岡村咲津紀君) この際、15分間の休憩をいたします。            午後1時44分 休憩            午後1時59分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 6番仁科英麿です。通告に従い、4項目伺います。1つはイノシシ駆除の抜本的強化について、2つ目は新ごみ焼却施設建設事業の進め方について、これはもう7回目でございます。3つ目は科学少年少女1名に対する進学祝い金寄附金30万円の受入れについて、4つ目は高齢者タクシー料金助成券に係るマイナンバーカード利用システムの構築について伺いたいと思います。毎回お願いしているんですが、もう質問の数が多い、一方持ち時間は非常に限られていますので、単刀直入になったり、簡単な表現になったりします、かもしれません。しかし、執行部の皆さんのほうは時間が制限がありませんので、どうかお酌み取りいただいて、詳しい丁寧な、また分かりやすい答弁をお願いしたいと思います。それでは、よろしくお願いしまして、質問に入らせていただきます。 まず、イノシシ駆除の抜本的強化についてであります。最近、町内の至るところでイノシシが出没するようになり、被害も激増していると聞いております。 まず、1つ目の質問ですが、町内におけるイノシシ増加の実態について、町はどのように把握しているか伺います。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 町内におけるイノシシ増加の実態でございますが、町内における捕獲頭数で申しますと、令和元年は約8か月で36頭、令和2年は約9か月で68頭、令和3年は12か月で112頭、令和4年は約11か月で105頭となっていることから、被害も増加していると認識しております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 答弁が簡単過ぎるんで、もうちょっと丁寧にお願いするとなおありがたいです。 私が聞くところ、今まで、イノシシは林や古井ぐらいかなというところでしたが、今は大原はもうもとよりのこと、八ツ的とグリーンクレストの北側のほう、それから南へ行って浜中や平井、そしてまた殿迫ですね、そしてまた津江、岩村まで来ている。岩村でもこの間見かけた。里庄町中に広がっている。松尾や高岡はまだ聞いてませんけども、今そこら辺まで行くんじゃないかという感じがあります。 さっき、捕獲の数を言いましたけど、捕獲の数が増えれば減るんじゃないかと思うのが普通ですけど、そうじゃなくて、全体が増えてて、それを捕獲も増えてるな。どんと爆発的に増えてるなと。 全国の数字を見たんですけども、平成30年で90万頭捕獲している。令和2年度では135万頭捕獲している。史上最大だと。これはもう全国的に大爆発であります。そして、しかも山間部からこれは里のほうに広がってきているという状況じゃないかと私は思っております。そういう認識をまず町は持っていただきたい。 私も畑やっててねえ、遅くなったら懐中電灯つけてこうやってましたけど、この秋はもうそれをやめたんですよ、危ないから。イノシシにやられちゃあいけない。みんなそう思ってますよ。それで、じゃあもうやめようかと、農業をねという人も多いと思います。 そういう状況を踏まえてね、じゃあ今度は対策はどうされているか伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんの当町の対策についてお答えいたします。 当町の対策といたしましては、まず猟友会と連携し、被害地区内に集中的にわなを仕掛け、駆除を行うなど、個体数の減少に努めております。加えて、新たに狩猟免許の取得や猟銃の所持許可に関する費用を助成することで、新たな捕獲担い手の確保も行っております。また、イノシシの被害対策においては、そもそも農地に侵入させないことも重要ですので、農地への防護柵の設置に係る補助制度を設けるなど、捕獲と防護の両面で有害鳥獣の対策を推進しております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 私も10年ほど前にこの問題、カラスも頭にそのときはありましたけど、両方ひっくるめて質問したことがありました。そのときは実施隊がなかった。実施隊をつくって補助金、国の補助金ももらえるようにする、それから計画をつくっていろいろやっていく、免許税の減免もあるんですか、いろんな対策が実施隊をつくればあるからということで議論して、その後実施隊ができて、今ここに来てる。 それから、また昨年の暮れあるいは今年の6月議会でしたか、同僚議員からも質問がありました。だから、いろんな制度がどんどん進んできて、町もいろいろやってますから、何とか頑張ってやってくれとんじゃないかというようなことを思ってたんだけど、私の認識も大きな間違いで、そういうふうに爆発的に増えてる。 現状、ある程度はやっているわけですけども、これは全く不十分だったということが今分かったと。これは考え方を変えてですね、新たな対策を打たなきゃいけないと私は今痛感をしております。これは、住民の安全・安心の確保ということからももちろんですけど、農業政策ということからも大変重要です。悪循環になるんですね、これじゃあ農業もやめますと、するとますますイノシシも増えてくる。だから、イノシシ対策に一番いいのは何だといったら、農業施策をきちっとやることで耕作放棄地を減らすことだよということになるんでしょうが、それもなかなか難しい。 ですから、そういうこれはもうイノシシ対策、イコール農業基盤整備である、社会インフラ整備である、したがってそれに係る経費は全額公費で賄う、補助金を2分の1出しますとか、何とかという話じゃないというふうに思うんです。そういう基本的な考えに立って行うべきではないかと考えますが、町長、いかがでしょうか。基本的なところを町長のお考えを伺ってまずおきたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 私どもとしましては、猟友会の方が日々献身的に捕獲業務に従事していただいていることもあり、近年捕獲頭数も増加傾向にあることから、これまでの対策は十分効果があったものと考えております。 一方では、荒廃農地がイノシシの隠れ場所になったり、収穫されずそのまま放置された柿や栗など農作物が結果的に餌となってしまい、イノシシを呼び寄せるといった現状もあり、まずは自分自身が所有する農地を自分で守るという基本的な対策も何より重要であるので、全額公費での対応というのは今のところ考えておりません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 イノシシが増えているのが、それは土地の所有者の責任である、自己責任と言われても、とんでもない話だと思うんですね。これはちょっと個別の話に入って、後でまとめでもう一回議論したいと思います。 とにかく、ある程度やってるけれども、もちろん土地を持っている人も頑張ってやってますよ。やってるけれども、こんなに大爆発していることをどう考えるんだと、行政としてということを伺っているんですよ。じゃあ、どうすりゃあいいんかってなかなか難しいんですけど。 そこで、私がこの効果的な対策を吟味するためには、これはもう専門家を入れてですねえ、基本的な検討の場を設けるべきだと思うんですが、その点はいかがですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 仁科議員さんのご指摘のとおり、効果的な対策のためには豊富な知見を有する専門家による検討は大変重要なことと考えております。そのため、当町では今年から岡山県と市町村が連携して地域の課題を解決するプロジェクトに参加し、IoTカメラを活用したイノシシの箱わなの取組を新たに進めております。 この事業では、熱を感知して自動で撮影できるカメラを箱わなに設置し、イノシシが餌を食べる状況や捕獲のタイミングを地域の方や猟友会など関係者で情報共有し、地域ぐるみで被害防止を目指すものです。 実施に当たっては、おりの設置場所、餌を置く位置など、立ち上げ当初から専門家によるきめ細かな現地指導を含めたアドバイスを受けながら対策に取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 ちょっとちぐはぐしますが、猟友会で頑張ってやってもらって効果が上がってるということについては、それは大変結構なんですが。それだけで足りないから私は質問してるんで、検討はそういう県と連携事業でやってるというのは一つ結構ですけど、それも非常に弱いと。もっと抜本的な対策をですね、里庄町ではどうすべきかということを議論する場を設けてほしいという意味で質問をしております。ですから、この3で言っているように、捕獲については猟友会にもちろんお願いする。そこがもっと元気出るように、後で質問しますけど、そういうこともやっていただくと同時にですね、業者への委託、町のお金で業者に委託をして捕獲してもらうということも考えるべきだと思うんですけど、どうですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 鳥獣の捕獲許可は、被害を受けた方から依頼された者が許可を受けて捕獲を実施する制度となっているため、町が専門業者に委託することは制度上困難です。 猟友会の協力により捕獲頭数も増加し、実績も上がっていることから、町といたしましては引き続き猟友会としっかり連携しながら対応していくことが肝要と考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 有害鳥獣の捕獲を被害者から委託を受けなかったらできないなんて、そんな論法はないと思う。どこに根拠があるか言っていただきたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 この鳥獣捕獲許可業務につきましては、県から移譲された業務となっております。その県の移譲業務の中で事務処理要領というものがございまして、その中に被害を受けた者は、または被害を受けた者から依頼された個人もしくは法人という言葉が明記されております。なので、申請があり、それに対して許可をするものなので、委託というのは制度上異なるという理解でございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 それねえ、禁猟期間において許可をする場合にですね、そういう限定があるかもしれませんが。そこもよく私は後で吟味したいと思います。皆さんも吟味してほしいけど。狩猟期間においてね、これイノシシ捕ってジビエの原料として売りますと、1頭5万円、10万円で売れるようにインターネットでは出ておりましたけども、そういうことをすることについて、県の許可がないからできませんとか、被害者から申請がないからできませんって、そんなことありませんよ。狩猟でできるいうことになってるんですよね、狩猟期においては。禁猟期においても、特別に被害のある場合は捕っていいということになってるわけですから、当然それは捕っていいということになっていると思います。もう一回答えをお願いしますよ。狩猟期において何でできないのか、もう一回確認をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 狩猟期というのが、岡山県では11月15日から2月15日ということで定められておりまして、その期間狩猟できるものは決まっております。 今、里庄町で行っている有害鳥獣の許可というのが一年中で行っておりますので、その期間であれば有害鳥獣を駆除できるという制度になっておりますので、それに対しては被害の申出があった方から依頼を受けた方が許可を受けて駆除をするという制度となっておりますので。 また、法人につきましては、法人の許可につきましては、申請ができる法人は認定鳥獣捕獲等事業者というものに限られますので、これは県知事の認定になっておりますので、岡山県で知事の認定を受けているのは2業者に限られますので、その業者であれば里庄町の許可を得られれば捕獲することはできるんですけど、県のほうではそういった事業を県が委託するようになりますので。ただ県のほうは、指定管理鳥獣捕獲等実施計画というものを策定したものでこの2業者に委託して捕獲を実施するような制度となっていますが、現在、岡山県のほうではイノシシの減少傾向もあるので、そういった制度を使って捕獲のほうは県のほうは実施しておりません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 事務的な答えはもう結構ですからね、岡山県は減少傾向にあるというのは今初めて聞きましたけど、それなら大変結構ですけど、この地域は爆発的に増えています、笠岡も寄島、浅口もね。そこで里庄もどんと今増えてるというときにどうするかということでね。いやあ、今できる方法が少しあることが今でもあることは分かりましたけど、県がこう言っているというのは、それは県おかしいじゃないですか、直してくださいって、そこを直しゃあいい話で。とにかく目的を達成してくださいよ。そのために猟友会にも頑張ってもらう、専門業者にも委託をしてやってもらう、とにかく目的を達成してもらうようにお願いをしたい、そう言っておきたいと思います、ここまでの質問。 4番目は、それで箱わなの研究とさっきお話がありましたけど、箱わなを美しい森跡地など、などといったら例示ですけど、特定の場所に集める、餌をやって、箱わな、大きなねえ、100メーター、100メーター、100メーターぐらいの大きなもの、あるいはもっと大きなものを仕掛けて、そこに餌をやって集めて、それから一斉に殺処分するということも考えられますよね。美しい森やめちゃいかんと、やめたらイノシシ天国になりますよということを私はあのときに言った、反対しましたけど、やりました。そして、そのとおりになっています。それが周辺に散らばってきているということなんでしょう。ですから、そこに箱わなを仕掛けて、一斉に殺処分をする、これについてどう考えますか。 それから、ついでに質問しておきますが、その場合に毒物を使うですね、いろんな殺処分の仕方があります。餌を与えなきゃもう死にますよ。水につける、銃殺する、あるいはナイフを使う、いろんなやり方があるんですけど、毒物、眠り薬、そういうのも簡単な方法です。それから、毒物使うんだったら、そもそも箱わなはなしに毒物も使えるのか、そういう点も伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 そもそもイノシシ自体が非常に臆病で警戒心が強いため、私どもとしましては、特定の場所に集めて一斉に捕獲といった方法は難しいと考えております。 また、劇薬や毒物を使用した猟の方法は鳥獣保護管理法により禁止されております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 鳥獣保護管理法といいますが、動物愛護法とは違うんですか。毒物は一切禁止ということにはなってないと思うんですよ。一定の資格を持った人は少なくともできると思います、そういう場合は。 今までの答えでね、やらない理由を一生懸命説明する、そんなの駄目ですよ、もう、基本がなってない。これだけ増えてるこの対策をどうするかということ、どうやったらできるかということを説明してください。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 まず、毒物や薬物の使用については、先ほど申し上げたとおり、鳥獣保護管理法に基づいて、管理法の第36条のほうに危険猟法の禁止ということで明文化されたものがありますので、それに基づいた答弁をさせていただきました。 有害鳥獣の捕獲につきましては、繰り返しにはなるんですけど、猟友会と連携をさせていただいて、またそういった駆除に当たってはですねえ、町民の方から連絡があった際には町の職員のほうが現場のほうへ赴きまして、被害の状況であるとかそういったことを伺いまして、それを猟友会のほうへ情報のほうをお伝えして、わなとかを仕掛けるような仕組みになっておりますので、引き続き猟友会と連携して捕獲駆除のほうは行っていきたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 箱わなその他で捕まえた後の処分としてね、後の処分として薬物を使っちゃいけないということはないと思います。資格のある人が、だったらやってるはずですよ、現実に。 この間の鳥インフルエンザの殺処分だって、ガス使ったじゃないですか。あれ、薬物じゃないんですか。鳥獣被害、一切薬物駄目ですといったら、そんなことできないはずですが、どういう場合ができて、どういう場合はできないかということを伺いたいと思います。どうやったらできるかという方法を考えてくれと言ってんですよ。 それから、猟友会との関係について、じゃあ、次に入りますけども。猟友会で頑張っていただくのは当然ですよね。それで、やってくれてるんでありがたいんですけど、それでも足りないから、さらにどうやったらやっていただけるかということを考えていかなきゃいけない。だから、専門家にも委託をするし、さらに猟友会も頑張ってやれるような体制を取っていただきたいと思うんですよ。 そのためには、やっぱり補助金の大幅な増額、これは1頭幾らで今出してますけど、それの増額、それから免許の試験手数料2分の1補助してますけど、2分の1じゃなくて全額にしたらどうですか。そういうことをどんと考えてもらいたいんですが。答えをお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 まず、現在のイノシシの成獣を1頭捕獲した場合の補助額についてご説明させていただきます。 現在、イノシシの成獣1頭を捕獲した場合は、3月16日から11月14日までの非狩猟期間では合計2万4,000円を支出しております。内訳につきましては、国費が7,000円、県費が4,000円、町費が1万3,000円です。 次に、11月15日から3月15日までの狩猟期間では、合計2万円を支出しております。内訳は、国費が7,000円、町費が1万3,000円。なお、県費については支給をされておりません。 この町費分につきましては、井笠管内の近隣市町の中でも当町は手厚い補助となっております。 この補助金につきましては、近隣の状況とかもですねえ、確認しながら今後研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 成獣だけ説明せずに、幼獣及び笠岡市はどうなっているか伺います。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 失礼いたします。 成獣と幼獣の里庄町の補助金額につきましては、どちらも1万3,000円となっております。            (6番仁科英麿君「国、県」と呼ぶ) 国、県は7,000円、4,000円になっておりまして、幼獣の場合は国が7,000円で、ごめんなさい、失礼いたしました。幼獣の場合は1,000円となっております。 笠岡市の場合は9,000円、市費のほうが9,000円です。成獣、幼獣とも9,000円です。国、県は一緒でございます。 市町村の負担分が、里庄町では1万3,000円、笠岡市は9,000円という内容となっております。 以上でございます。            (6番仁科英麿君「狩猟期、幼獣、それぞれ笠岡市。笠岡9,000円じゃないですよ。いろいろ種類があるんですから、きちっと答えをお願いします」と呼ぶ) ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 笠岡市については、今ちょっと手元に資料がございませんので、答弁のほうは差し控えさせていただきます。 以上でございます。            (6番仁科英麿君「休憩をお願いします。休憩して笠岡に聞いてください。前から聞いてくれと言ってるわけですから」と呼ぶ) ○議長(岡村咲津紀君) 暫時休憩いたします。            午後2時31分 休憩            午後2時38分 再開 ○議長(岡村咲津紀君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 笠岡のことはともかくとして、ともかくでなく、笠岡は後で言いますが、国がですねえ、幼獣は1,000円にしてると。なぜだろうと考えると、成獣は売れるから高いんですよね。そのこともいろいろ考えてね、幼獣は安くしてるんだけど、里庄じゃあ幼獣を捕ろうと成獣を捕ろうと同じであって、むしろ幼獣のほうが子供をたくさん将来的に産むんだから、幼獣で捕まえたほうが価値があるので、幼獣だったら安くするのはおかしいと思うんです。県が狩猟期はゼロにしている、禁猟期は4,000円出しますというのもおかしい。狩猟期は売れるから金出さなくてもいいという考えにしてゼロにしてるんで、そういうときは安くなってるんだけど、それもおかしいんで、里庄で捕っても売ってないわけです。だから、幼獣と成獣を区別するのもおかしいし、禁猟期と狩猟期を区別するのもおかしいんで、どちらも最低2万4,000円は出すべきだと。 でも、2万4,000円でも効果があまり上がってない。それは、ある程度上がってるけども、まだ増えるほうが多いんですから、私はこの1万3,000円を2万6,000円出すべきだ。そして、狩猟期でももっと多くなるようにする、幼獣ももっと多くなるようにする。そして、猟友会の皆さんが非常に頑張ってくれるように、また猟友会のメンバーも、かつては何十人かいたのが今は十何人しかいない。毎年1人ずつ増えてる。今は十七、八人だ。それでも少ないということもありますから、そういう方に元気を出してもらうようにどんと上げていただきたいということを言いたいんですが、どうですか。 笠岡については9,000円ですけども、それは禁猟期の成獣について9,000円と言ってますけど、9,000円で2万円にしてるんですが、狩猟期だと下がりますよね、県がなくなるとか、あるいは幼獣だったら国が減るとかいうことがあるから。それをもうならして全部2万円にしてますというふうに、私は聞いています。後でそれは確認して。どっちにしても、2万円ももう少な過ぎると。だから、もうどんどん増えてしまっているということを考えて、補助金をどおんと上げていただきたい。その答えをお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 捕獲補助金につきましては、現在も捕獲頭数ももう増加傾向にありますので、私どもとしましては、現在の単価で引き続き事業のほうは行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 それじゃあ、大きな被害が出たり、けが人が出たりしたら町が責任を持って補償するようにお願いをしておきたいと思います。そう言いながらも、補助金の拡大はさらに引き続き検討をお願いしたいと思います。 続いて、防護柵のほうですけれども、これもね、非常に金額が小さい。ある人が5万円かかってやったけども、1万円補助金をもらいましたと。こんな話じゃあ、元気出ませんよねえ。これもインフラと同じですから、全額補助するようにお願いをしたいと思います。答えをお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 当町でも野生鳥獣による農作物への被害軽減を図るため、侵入防止用の防護柵を設置する方に対し、その資材の購入に要する経費の一部を助成しております。 しかし、最近の急激な資材高騰の影響もありますので、来年度は単価の見直しについて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 補助率をもう全額にしてもらいたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 補助率を全額、100%、かかった分だけ町が補助したらどうかというふうなことだと思いますけれども。私の考えは、先ほど鈴木課長が申し上げましたとおり、物価高騰しておりますので、単価の見直しで対応してまいりたいと、このように考えております。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 いやあ、資材の一部をですねえ、2分の1補助しますと。だから、例えば全体で工事費ひっくるめて5万円かかりました。でも、資材の一部は2万円です。それの2分の1補助だ、1万円ですということでね、4万円は自己負担ですというんじゃ、それはもう農業やめますよ、そんなんだったらということになっていくと。 そうじゃあないんじゃないですか。これによっていろんな問題が起きてくる。ますますイノシシは増えます。安全もなくなる。耕作放棄地が増える。悪循環になっていくので、これはインフラと同じような考え方で100%町が持つと、行政が持つというふうに考えを変えるべきだと私は思います。もう一回答弁をお願いします。 それと、したがって、資材だけじゃなくて、工事費、人件費も運搬費も全部町が持ちますいうぐらいの気持ちで、補助制度をつくっていただきたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 私の考えは先ほど申し上げましたとおりで、そういう気持ちは今持っておりません。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 そうしてどんどんイノシシが増えています。危険も高まっています。でも、猟友会は本来の目的は、趣味と実益を兼ねたような形でやってますから、協力できるだけはもちろん協力をしてくれますけども、絶滅させるということはできないと。ですから、業者に委託する、かつ公共でも100%やります。農産物でふるさと納税、相当収入を得てますから、ふるさと納税の上がりの一部はそっちへ持っていったらどうかという声も高まってますよ。安全にしてもらいたいという声が非常に強いんですよ。あちこちでそういう声が出ているから、私がこういうに非常に強い口調で申し上げてるんです。やりませんと言ったら済むような話じゃないと思います。 どうしたらいいかということを専門家を集めて検討してほしいということを言ってるんで。県との連携事業、結構ですよ、それは県と大いに箱わなの研究をしたらいい。それらもひっくるめて、里庄町ではどういうイノシシ対策をするのかということを徹底的に研究していただきたい。もう一度答弁お願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 イノシシを含めてですね、いろいろな有害鳥獣がおります。農作物の被害が拡大しているのも承知しておりますので、その被害防止をしっかりこれからもいろいろな方と相談をしながら研究してまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 いろいろな有害鳥獣がいます。だから、いろいろ今まで対策を立ててきているけど、ここに来てイノシシが爆発的に増えとるからイノシシに焦点を絞ってですねえ、この際お願いしたいということをもう一度言いたい。 カラスも大きな問題だったんですよ、かつて。今はちょっと減ってるように思うんですが。私は、そのうちカラスがまたどっと増えるんじゃないかと思っています。今年、果物が大豊作だった。ほったらかしになってますから、餌が非常に増えた。もう一回カラスが増えるんじゃないかと心配をしてますけど。 それよりも、今イノシシは非常に危険な状態にあるんですよね。猟友会の皆さんの捕る頭数も増えています。だけど、もう里庄町中出回っていると。津江の指田川の橋の下にどうも住んでるんじゃないかという話もあります。岩村じゃあ、森原ストアの横に朝、物すごく大きな成獣を見たと言うんですよね。ええって、こんなところまで来てるのというような実態なんですよ。浜中だってそうです。平井だってそうだ。八ツ的と干瓜、金山、もうあちこちでそういう状態になってる。失礼ながら、前は古井や林ぐらいかなというふうに思ってましたけど、今はもうそうじゃない状態で。 1年にねえ、これねえ、2回子供を産みます、四、五匹産むと。だから、2頭いたら、それが10になるんですよ、5倍になるんですよ、1年間で。今、50いたら、来年は250になるんですよ。その次は千何百になることになるんですよ。それを捕らなきゃいけないんで、早いほどいいんですから。早く徹底的に手を打つ方策を考えていただきたいんだけど、それは皆さんだけの専門じゃあないんですから、専門家を集めてねえ、徹底的に吟味をしていただきたい。 それから、全員が取り組めるような体制をつくっていただく。猟友会の人たちが本当に頑張っていただけるように、どんと補助金も出してあげたらいいと思うんですよ。1頭2万3,000円をね、100頭捕って230万、そんなことじゃないと思うんですよ。何百万円もつぎ込んでもいいんじゃないですか。それで、ふるさと納税がどんと上がってきてるんですよね。よろしくお願いしたい。もう一回答弁をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長
    ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 イノシシがね、個体が増えているというふうなものは、捕獲頭数が伸びているふうな現実を見れば、当然そのような状況だと思います。 ただ、補助金額を2倍にするとか、そういうふうなことをすることで捕獲頭数が爆発的に増えるかどうかっていうふうなことは、ちょっと私はなかなかエビデンスができないんじゃないかなというふうなことも感じるわけでございます。 現在、猟友会の方をはじめですね、いろいろな方が狩猟免許を取ってですねえ、一生懸命有害鳥獣の駆除に尽力をしていただいておりますので、仁科議員おっしゃられたように、いろいろな方の専門的な知見を研究しながらですねえ、効率的な確保ができる方法を考えてまいりたいと思いますし。 岡山県の町村会、市長会もだと思うんですけれども、町村会としても県のほうに対してですねえ、しっかり、イノシシをはじめ、有害鳥獣の駆除対策についての手厚い補助であるとか、そういうふうなことも依頼をしているのが実態でございますので、しっかり町のほうとしても考えられる方策を取ってまいりたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 補助金を上げればね、猟友会でもう全てやってくれるだろうと思うのは、私は間違いだと思います。だから、専門業者にも委託してくださいと、公費をもってと言ってるんですよ。目的を達成してくださいよ。少々イノシシが増えてもいいと思っているのかどうか伺いたいです。 県は、全県を見てるから全体で減ってるのかどうかは知りません。それから、料理の材料で使えるから冬場はゼロでいいんだと言ってるけど。それはおかしいんじゃないですかと、里庄町には禁猟期と同じように補助金くださいよと、制度を直してください、国だってね、どんと増えてるのに、7,000円というのはおかしいんじゃないですかと国や県にもそういう要望もしていただきたいと思うんです。どっと対策を立ててくれと、もっと充実してほしいということをね。 猟友会に対する補助金も増やしてほしいし、併せて直営で委託もやると。目的を達するにはどういう手段があるかを考えて、それをやってくださいと言ってるんです。あれもできません、これもできません、どうどうどうと言って、だからイノシシが増えるのはしょうがないですというのは、もうあってはならないことだと思います。もう一回答弁をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 国や県への予算要望につきましては、あらゆる機会を捉えて国や県費に充実した予算措置要望をしていきたいと考えております。先ほど町長さんが言われたようにしております。 これからの方策については、仁科議員さんも言われるように、専門的な知見を有する方に入っていただいて、そういった捕獲駆除をするっていう考えも一つだとは思うんですけど、現在は猟友会の方と連携して事業のほうを進めておりますので、またそういった方々から意見等を聴取いたしまして、今後の方策を考えていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 先ほど、法人の委託につきましては、これは制度上委託するような、あくまでも許可を受けた者が捕獲するようになってますので、制度上、委託を受けてすることは難しいということです。県のほうが、先ほど申し上げた計画に基づいて捕獲するっていうことができるんですけど、それはあくまでも県が委託して、県知事が指定した業者、2業者あるんですけど、そこが委託を受けてすることはできるんですけど、町のほうではそういった業務はできないというふうに理解しております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 いや、許可を持ってる業者に委託したらいいんじゃないですかって言ってるんですけど。それがなぜできないのか分かりませんけどねえ、とにかくできる方法を考えてください。2業者あるんだったら、それでもいいんですよ。それでやってもらえばいいし。何でそれができないのか、もう一回お願いしますよ。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 個人への捕獲許可につきましては、町が許可をするようになります。法人への捕獲許可についても、一応町が許可するようになってるんですけど、これについては著しく増加した鳥獣に対して県が指定管理鳥獣捕獲等実施計画を策定し、県が認定した先ほどの2業者に県が実施主体となって委託するという流れになっておりますので、現在は県のほうではイノシシが減少しているという考えでありますので、そういった事業は今のところ実施してないということです。 なので、町のほうはあくまでも許可をした方に対して捕獲駆除を実施しておりますので、制度上委託ということはできておりません。 以上でございます。 ただ、そういった方策があるかどうかは、今後また研究してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 補助金のね、改正の要望、それから今の制度の仕組みのね、改正の要望をちゃんとしていただきたい。県全体で減っとるから対策は立てませんと言うけど、ここは非常に増えてますから、そこはその制度の対象にしてくれと言えばいいだけの話じゃありませんか。業者だってもっと広げたらいい。でも、免許持ってない人にやらせるというのはよくないですよ。免許のある人、それを抱えた法人ならいいということでそこに委託しますというやり方、いろいろやり方があるんですから、やらない、これだからできませんという答弁じゃなくて、どのようにしたらできるかということを考えてください。そのときに、猟友会の人を中心にというのは、それはいいんですけども、猟友会だけじゃ難しいから、そういう専門家、ほかの人も入れたり、業者に委託することも考えたりしながら目的を達成していただきたいと思うんです。もう一回答弁をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 鈴木農林建設課参事。 ◎農林建設課参事(鈴木達也君) 〔登壇〕 仁科議員さんのご質問にお答えいたします。 仁科議員さんのご指摘のとおり、今後そういった方策があるかどうか、専門家も交えまして、今後調査研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 じゃあ、次に進みます。ごみ焼却施設建設事業についてですが、もう頭だけ質問させていただきたいと思いますが。 公害問題ですが、9月議会で平成11年の測定値、ダイオキシンについてはないないと従来から言っとるけれども、それは竣工の年ですから当然データを添えて届出をしているはずだからあるはずだ、コンサルに確認したらどうなんですか、あるいは業者にと指摘したんですが、その結果はどうだったか伺います。 ○議長(岡村咲津紀君) 枝木町民課長。 ◎町民課長(枝木敦彦君) 〔登壇〕 平成11年の調査結果はというご質問ですが、岡山県西部環境整備施設組合から回答がありました。改めて保存資料を整理、確認したところ、工事請負者である業者側がその測定を実施しており、平成11年の完成後に機器や炉の能力、性能検査等を行う中で性能保証事項としてダイオキシン類の平成11年の測定値の記録が新たに確認できました。 その測定結果は、平成11年3月26日測定、A系0.063ナノグラムTEQパーノルマル立米、B系、単位省略します、0.027でございました。 いずれも当時の基準値であります80以下でございました。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 当時の基準値である80以下、これは経過措置の基準値のことを言っていると思いますが、新設備であったら0.1ですけど、それをも満足してる立派なデータでスタートしてるんですよね、これ施設の性能としては、いうことが分かりました。安心したんですけれども。 これが出てくるまでに1年半かかってるんですよ。去年の私は6月からどういうデータですかと言い続けた。今、ないないと言って終わりしようとしたけど、やっぱりあるんじゃないかといって9月に私はそういって、業者のところへあるんじゃないですかと言って、調べたらありましたと言うんですが、これ、どう考えますか。町長、ちょっと答弁をお願いします。議会の質問、通告もしてるんですから、あまりにも軽視してるんじゃないですか。答弁をお願いします。 ○議長(岡村咲津紀君) 加藤町長。 ◎町長(加藤泰久君) 〔登壇〕 議会の質問、質疑に対して、決して軽視をしている認識はございません。これはあくまでも岡山県西部環境整備施設組合の管理する施設でございますので、そういうふうな点検の結果、資料等については組合側が管理をしております。当町としてはですねえ、そちらのほうにその都度確認をしておりますが、組合のほうからは回答がなかったということでございます。 今回の件につきましてはですね、仁科議員の要望というか、そういうふうな指摘に基づき再度調査した結果、ありましたということで町のほうも報告を受けたところでございます。 以上でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 町長さんは組合の副管理者でもあるわけですから、質問が出たらきちっと対応していただきたいし。1度そういうことがあったらですねえ、2回目はこれをきちっと調べて、町に教えてあげなさいということぐらいはやっていただきたいと思います。 最後、飛ばしまして、3番目の質問に入りたいと思います。 科学少年少女1名に対する進学祝い金寄附金30万円の受入れについてであります。 最近、主として東京の3つの大学の学生を対象として、約50年間の長きにわたって続いてきた奨学金、そういう奨学金があるんですが、その奨学金の支給を受けた人たちをメンバーとする会がありますが、その会の残金が三十数万円出ている。どう処理するかといろいろ検討されたようなんですが、30万円を科学振興仁科財団に寄附をさせてほしいと、仁科芳雄博士出身のまち、里庄町を中心に設置されている科学振興仁科財団に対して、もう非常にささやかですけども今後の科学少年少女の育成の一助にしてほしいので寄附をさせてほしい。ついては、毎年、先方の意向は地元中学生の卒業生の中で理系志望の科学少年あるいは少女1人、金額が少ないですから1人、進学祝い金として2万円を贈ってほしいと。そうすれば、2万円の10年で20万円、事務費を入れたら30万円、10年ぐらいは続くと。そこにこの会の名前もちょっと残してほしいと、精神を残してほしいという話であります。 実は私もその会のメンバーの一人ということで。仁科財団を通じてこの話具体的に入ってきたんですけど、ちょうど上京する機会がありましたんで、上京しまして、その人たちと会うこともできたんですが。それらの趣旨を踏まえて、町長さんほか関係者数名の方に話をさせていただいています。 町長さんにお話ししたら、この仁科財団の理事長も兼務をされているわけですが、その一番の肝腎の町長さんがこの話にはちょっと消極的であったということで、私は同僚議員の何人かにもお話をしましたし、私自身もいろいろ考えたんですが、これはよい話じゃないかというのが、ほとんどの皆さんの感触でありますけど、町長はなぜこれは反対なのか伺いたいと思います。この話は10月にしましたので、その後仁科研究室の移転の式典があったり、いろいろありましたから、もうお考えも変わったかもしれませんが、今ではどのように考えられておられるか伺いたいと思います。 ○議長(岡村咲津紀君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 貴重なお金をいただくということでお話がありましたけれども、1人を選ぶという、その選考ができないというふうに考えましたので、お断りをさせていただきました。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 選ぶことができないのは、なぜなんですか。 ○議長(岡村咲津紀君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 公平に公正になぜその人を選んだかという根拠が明確になる選考方法が見当たらないということが理由でございます。 ○議長(岡村咲津紀君) 6番仁科英麿君。 ◆6番(仁科英麿君) 〔登壇〕 海外行きあるいは東京行き、これは10人選んでいます。それから、仁科賞は5人選んでいます。そういうふうに、どこかでやっぱり線は引かなきゃいけないと。入学試験だったら、やっぱり合格と不合格となるんですね。どっかで線を引くんですから、それは公平にといったら全員になってしまうんですけど、それはやむなしということで。仁科博士の後に続くような気持ちのある人、また力のある人、そういう人を仁科博士を出した里庄なら選んであげて、頑張ってよと、その道に進んでというふうにしてほしいなというのが、この人たちの気持ちだと思います。 一応そういうご意見は分かりましたけども、じゃあ、断るかというと、もったいないねと、せっかく話が来てるのにいうふうに私は考えます。 これから町民の意見あるいは議員の皆さんの意見、皆さんの意見を聞きながらさらに考えていきたい。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科議員、仁科議員、タイムオーバーです。 ◆6番(仁科英麿君) そのときに、町で受けるか財団で受けるか、ほかのやり方もあると思うので、そういうことも検討させていただきたいと思いますが、もう一度何か考え方があったら伺って終わりにします。 ○議長(岡村咲津紀君) 杉本教育長。 ◎教育長(杉本秀樹君) 〔登壇〕 今お尋ねになりましたことは時間外でございましたので、答弁は控えさせていただきます。 ○議長(岡村咲津紀君) 仁科議員、自席へ戻ってください。 これにて一般質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全部議了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 なお、次回は12月5日午前9時30分から再開いたしますので、よろしくお願いいたします。 皆さんご苦労さまでした。            午後3時12分 散会...